純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

東京・高円寺・ブーケ

薄暗い店内に、紫の灯りがぼんやりと浮かんで見えた。

まるで時間の止まってしまったような喫茶店で、
私が覗き込む時間帯は、いつも誰もいなかった。

きちんと整列された茶色い革張りの椅子は、
少し固めで、座るとひんやりした。

そっと差し出されたおしぼりの乗っていたトレイと、
灰皿の色が、透明の青と紫で綺麗。

シンプルだけれど、昔のまま、丁寧に利用されていて、
一番好きな種類の喫茶店。

★住所:東京都杉並区高円寺南2-20-2
★TEL:03-3311-5338

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東京・高円寺・BONY(ボニー)

昔は、あまりにも普通にあった、板とガラスの間に、
珈琲豆が敷き詰められている机を、最近はあまり
見かけなくなってしまった。

高円寺もまた大好きな街で、それはふらふらと
散策していても、誰も人のことは気に留めないような
気楽さと、なんとも中央線らしい、あの雰囲気が
癖になってしまうからだった。

そして、この街にもお気に入りの喫茶店が、
いくつかあって、BONYもそのうちの1つである。

机は、その懐かしい珈琲豆の敷き詰められたものだった。

ずらりと並ぶカウンターの椅子や、飴色の照明、
どっしりとした年季の入った珈琲ミル・・・。

メニューには、珈琲豆についての簡単な説明などもあって面白い。

こういう、特別ではない、けれども居心地の良い喫茶店が
住んでいるところの近くにあったならば、その街は、
とても暮らしやすいのではないか、と思う。

★住所:東京都杉並区高円寺北 3-9-11
★TEL:03-3330-9369

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東京・高円寺・ルネッサンス

そこにある、馴染んだ家具たちが、以前、
中野にあった「名曲喫茶・クラシック」のものであろうことに
気がついたのは、珈琲の一口目をすすって、だいぶ
時間が経ってからだった。

ここへ来たのは、阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」で
貼り紙を見たから、というだけだったが、お店に入ったときに
感じた、通常ではない空気に、違和感を覚えた。

誰に聞くでもなく、クラシックの空気を感じ、それが
確信に変わったのは、ちょうど座っていた椅子の後ろに、
あの黄色い看板を見つけたときだった。

クラシックには、2度ほどしか行くことが出来なかったが、
あの、人為的には作れないような空間がとても大好きだった。

後に調べてみると、やはりルネッサンスのインテリアや備品は、
クラシックのものを保存しておいた店員さんが、再利用したものらしい。

伝説の喫茶店が、新しくなって、さらに妖艶な空気を漂わせて、
高円寺の路地裏の地下で、ここへ訪れる人たちを吸い込んでゆく。

★住所:東京都杉並区高円寺南2−48−11掘萬ビルB1
★TEL:03−3315−3310

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東京・高円寺・ウイン

いつもバスから眺めていた喫茶店。

いつかあの窓の中で、珈琲を飲みたいなと思っていた。

初めて気がついたのは、たぶん夏の暑い日。

初めて訪れたのは、冬の風が冷たい日。

アイスコーヒーがあたたかい珈琲にかわって、
それでも、ここの扉をくぐった瞬間の幸せは同じ。

赤い椅子に、橙色の灯り。
カウンターの桃色の電話に、珈琲の匂い。

ちょっとした寄り道で、好きなものは
あっという間に増えていく。

★住所:東京都杉並区成田東1-51-11
★TEL :03-3315-6484

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