FC2ブログ

純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

東京・成城学園前・珈琲 沙羅

おそらく初めて降り立ったであろう、成城学園前駅へは、
清川泰次美術館で開催されていた、【旅とカメラ】という展示を見るために行った。

まるで、昭和がそこで生きているような、白と黒の素晴らしい写真を見たので、
とても良い気分で美術館を後にして、歩く道は決めずに、
ふらふらと夕暮れをカメラに閉じ込めながら、駅まで向かった。

ぐるりと歩いて、だいぶ夜に近付いた頃、珈琲でも飲もう、と思った。

あいにく喫茶店を調べるような時間もなかったので、チェーン店でも
かまわない、と思っていたのだが、歩いているうちに古い喫茶店を見つけた。

ガラス越しに中を覗くと、藤で編まれた椅子と、時間を染み込ませた壁が見えた。

中へ入ると、奥行きはわりと広く、そちらのほうがレトロな感じではあったが、
せっかく、入り口付近が禁煙席となっていたので、そこに座った。

「自家製プリン」の文字を見つけて、早速アイスコーヒーとのセットを注文する。

プリンは、ほどよく固く、卵の味がして美味しい。砂糖を入れない珈琲によく合う。

ほんの一休みのつもりが、思いのほか居心地が良くて、
そこでしばらくの間、先ほど見た写真のことを考えていた。

ロマンスカーに乗って、箱根へ行くのも良いかも。
桜が散った頃、ふらりと。そんなことを考えていたら、とても幸せな気分だ。

★住所:東京都世田谷区成城2-40-3
★TEL:03-3417-4280


** 写真展のお知らせは こちらです **
* 並べる日々 *
http://retrocoffee.blog15.fc2.com/blog-entry-405.html


DSC00191.jpg

DSC00192.jpg

DSC00181.jpg

DSC00182.jpg

コピー ~ DSC00180

DSC00189.jpg

DSC00184.jpg

DSC00186.jpg

DSC00188.jpg

PageTop

【閉店】東京・下北沢・ジャズ喫茶 マサコ

純喫茶が好きだ、と気がついたのはここ数年のことであるが、
以前から、洒落ている場所よりも少し薄暗いようなところを好んでは訪れていた。

とても好きな駅、下北沢にあるジャズ喫茶 マサコは、
特別にジャズや珈琲に興味があったわけでもないその頃の私にも、
非常に居心地のいい場所で、頻繁に行きたくなるよう誘惑されていた。

10年くらい経った今でも、頻繁に訪れるが、あの雰囲気は
変わることもなく、ここは良い意味で時間が止まったままだ。

大音量でかかるジャズをBGMに、店内にある漫画を読みふけったり、
小さな声でひそひそと誰かと話すのも楽しい。

ここの甘い甘いココアが好きで、冬になると飲みたくなる。

名物であるらしいあんトーストは、バターのきいたトーストに
餡がのせられているシンプルなものだが、特別に美味しい。
なぜか一緒に運ばれてくる塩を、さっとふりかけて食べる。

変わりゆく下北沢で、ここだけはいつまでも変わらないで
いてほしい、と勝手に願ってやまない昭和の匂いを色濃く残す空間。

(2009年9月23日閉店)

★住所:東京都世田谷区北沢2-20-2
★TEL:

1614.jpg

b2d7.jpg

6302.jpg

f59d.jpg

128e.jpg

5b66.jpg

42f5.jpg

3952.jpg

44c6.jpg

e65f.jpg

18ec.jpg

91cb.jpg

594f.jpg

6a57.jpg

PageTop

東京・野沢・カフェ・ド・ラ・メール

無くなってしまった、と思い込んでいた喫茶店に、
灯りがついているのを見つけて、思わずバスを降りた。

その喫茶店は、よく乗るバスの通り道で、数年前に、
営業している気配を感じたきり、明かりが灯っているのを
見たことがなかったので、勝手に、閉店したもの、としていた。

ところが、ある日の昼。

いつもの癖で、その喫茶店を目で探すと、看板が表に出ていて、
店内は、薄暗いながらも人の気配を感じた。

慌てて、次の停留所で降りることを告げるボタンを押す。

少し早足で、店の前まで来ると、目の前で見ても、
営業しているか、していないか、分からないくらい薄暗いので
笑ってしまった。窓越しに覗いていると、中にいた店主と目が合った。

思い切って扉を開ける。

数年間、想像してきた通りの、レトロが残る喫茶店だった。

メニューを見て、クリームソーダを注文する。400円と安い。

壁には、なぜか有名人のサイン色紙も多数飾られ、
かつての日々の賑わいを思わせる。黄ばんだそれをしばし眺めた。

クリームソーダは、普段あまり出ないのか、アイスクリームが
ずいぶんと固まってしまっていたが、それも何だか良かった。

下にひいてあったコースターの、鮮やかな水色の絵柄も素敵。

数年越しの思いをあたためて、入った喫茶店での一時は、
出てしまうと、まるで夢のようで、振り返ってその明かりを確かめた。

★住所:東京都世田谷区野沢4-22-14
★TEL:03-3418-7463

59ee.jpg

b2bc.jpg

bf4c.jpg

123c.jpg

8cc8.jpg

コピー ~ 6e32

14fa.jpg

922e.jpg

7365.jpg

d5c1.jpg

fb13.jpg

7356.jpg

5922.jpg

437d.jpg

64c1.jpg

PageTop

東京・下北沢・あるる館【閉店】

あまりにも当たり前のように、そこにあると、
いつの間にかありがたみを忘れてしまって、
失うときになって、それを実感する、というのは世の常だ。

下北沢は、本当に大好きな街で、昔ほどではないが、
今でも、ヒマさえあれば、電車にゆられて向かってしまう。

おそらく10年以上前から目にしていて、それでも
最近まで入る機会のなかった喫茶店に、初めて入った日に、
閉店のお知らせを目にするとは思わなかった。

下北沢の南口を出て、すぐ左に曲がり、まっすぐ歩いて、
茶沢通りにあたったところを左に曲がってすぐに、ある。

ケーキと珈琲の店、あるる館は、工房は経堂にあって、
下北沢では、それを店内で食べることが出来る。

しかし、2008年9月16日をもって、下北沢店のほうは、
閉店してしまうことが決まってしまったらしい。

本当に残念なことだ。しかし、来ることが出来てよかった。

この日は、キャラメルプリン(焼きプリンに、注文後キャラメル
ソースをかけて出してくれる)とアイスコーヒーを注文。

珈琲は、苦くて、氷がとけてもなかなか薄まらないのが良い。

店内には、たくさんのピエロの人形が置いてあって、
どことなく、妖艶な雰囲気。奥に行くほどレトロな机と
椅子になっている。手前は、大人数用のまあるいテーブル。

私より後に入ってきた老夫婦が「こういう雰囲気は、
今どんどん減っているから、なくなるのはさみしいなあ。」と
話していた。私もそれに同意する。

いつも、ひっそりとそこにあったあの喫茶店は、ひっそりと
消えてしまうのだろうか。その前に、もう一度必ず訪れたい。

(2008年9月16日 閉店)

★住所:東京都世田谷区北沢2-5-8
★TEL:03-3412-3985

a418.jpg

5169.jpg

acd6.jpg

f602.jpg

e0cb.jpg

a2a9.jpg

dda6.jpg

de95.jpg

ce00.jpg

a22d.jpg

f8a6.jpg

8595.jpg

cf1f.jpg

PageTop

東京・三軒茶屋・氷工房 石ばし

こんなに暑い日だと、「氷」の文字を見つけただけで
涼しくなるような気がして、嬉しくなってしまう。

もっと昔には、よく見かけた街の氷屋さんも、どんどん
少なくなってしまって、それはとてもさみしいことだ。

三軒茶屋にある氷屋 石ばし、では、年中かき氷を
食べることが出来る。

入ってすぐに、堂々と置かれている氷削り器は、
「はつ雪」だったり「白鶴」だったり、とレトロな道具が好きな人が
見たら、垂涎ものの機械が、現役で使われている。

浅草の研ぎ屋さんが磨くという刃で、削られた氷は柔らかく甘い。

シロップの種類もたくさんあって迷ってしまうが、
私は、氷自体の味が好きなので、いつか「シロップなしで」
と言ってみたいと思いつつ、まだ実行出来ていない。

何気なく氷が盛られてくるガラスの器も、昔ながらの、
今買えば高級なものばかりで、昔のガラスに目がない私は、
それを見るためだけに、ここへ行きたくなってしまう。

乳白色の器に飾られたふんわりした氷は、いつもよりもっと
冷たくて、やさしくて、美味しそうに見える。

★住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-29-8
★TEL:03-3411-2130

6a87.jpg

90e5.jpg

7335.jpg

e845.jpg

73c6.jpg

93f5.jpg

PageTop