純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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東京・西武柳沢・COFFEE SHOP 宮殿

今よりインターネットが便利ではなかった10年程前、
純喫茶へ行く際に、良く頼りにしていたのが『散歩の達人』である。

ご存知の方がほとんどかと思うが、月毎に、ある街の特集をして、
隈なく歩き回り取材したであろう名物や名所が取り上げられている。

いや、ひょっとしたら、そこで長年暮らす人も知らなかったのではないか、と
思うほどマニアックな情報が掲載されていることも多々ある。
(自分が生まれ育った街の特集号を拝読した際に、私はそう感じた。)

何度か、トークイベントやラジオではお話させて頂いたのだが、
純喫茶に夢中になった初期の頃、持ち歩くのは行きたい街を切り取った地図
(タウンページで調べた気になる純喫茶の
ある辺りに赤のサインペンで○をしておいた)と
路線図が主だった。

ガラパゴス携帯では、情報検索することも手間が掛かり、持参はしているものの、
あくまでも緊急連絡用としてで、地図としてではなかった。

そんな時に『散歩の達人』の一番後ろについている路線図を切り取って
鞄の中にいつも忍ばせ、暇さえあれば取り出して眺めていた。

今も電車に乗ると、つい路線図を探してしまう。
携帯で見れば良いのに、首が痛くなる程の角度で天井を見上げて。

さて。そんな風に一方的にお世話になっていた『散歩の達人』だが、
『純喫茶コレクション』を出版したことをきっかけに、たまにお声掛け下さり、
恐れ多くも紙面に登場させて頂く機会が何度かあった。

「憧れていた人と急にお近づきになったようで」今でも夢のようだ、と思う。

今でも気になる街の情報を知りたくて開く『散歩の達人』。
少し前になるが、訪れたのは西武柳沢駅だった。

目当ては、駅前にあるという純喫茶「宮殿」。

まず、入口が二つあるところがとても良い。

昔の刑事ドラマのイメージか、片方から入り、もう片方から逃げる、
というような少しスリリングな気持ちを勝手に想像出来るからである。

鰻の寝床のように細長い店内は、お揃いのソファがずらりと並び、
有難いことに禁煙席もある。この日は誰もいなかったので、好きな席に座った。

今では使用されていない電話ボックスに貼られたステンドグラス風のシールが、
何故だか懐かしい気持ちにさせる。

プリンを注文したところ、「本日は売り切れ」とのこと。

迷った挙句、無難に珈琲をお願いした。正統派の白いカップがまぶしい。

初めて訪れた街でも気を抜いて過ごすことが出来るのは、純喫茶のおかげで
あることが多いように思う。一軒一軒個性はあるが、目的が同じだからだろうか。

今後もこうして純喫茶を入口に、まだ知らない街と新しく出会っていきたい。
『散歩の達人』をめくり、今までの年月を思い出しながらそんなことを考えていた。

★住所:東京都西東京市保谷町3-11-5
★TEL:042-465-5712

東京・西武柳沢・宮殿1

東京・西武柳沢・宮殿2

東京・西武柳沢・宮殿3

東京・西武柳沢・宮殿4

東京・西武柳沢・宮殿5

東京・西武柳沢・宮殿6

東京・西武柳沢・宮殿7

東京・西武柳沢・宮殿8

東京・西武柳沢・宮殿9

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