純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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【閉店】東京・新宿・TEA ROOM パーシモン

また一つ、純喫茶が閉店してしまうという寂しい知らせを聞いた。

新宿南口を出て、西新宿方面へまっすぐ坂を下り、しばらく歩いて
紳士服店のあるビルの奥にその喫茶店はひっそりと営業している。

店の名前は「パーシモン」。調べてみると、柿の木、という意味があるようだが、
名付けたマスターの真意は確認出来ていない。

入口に灯りが点いているのを確認してほっとする。
壁に掛けられた豊富な食事メニューを見て、他所で食べてきてしまったことを
少し後悔した。オムライスにナポリタン、ロコモコ丼なんて素敵なメニューまであるのだ。

カーテンをくぐり、店内に入るとにこやかなマスターとマダム、雑誌を読む女性が一人。

クリームソーダをお願いすると、ソーダ類は全て終了してしまったとのこと。
それでは、とコーヒーフロートを注文した。運ばれてくるまでの間、目の前の席の
黒い革張りのソファや掛けられた絵を眺める。

シンプルだが、あたたかい雰囲気でその広さも丁度良く居心地の良い空間だと思う。
大きな窓があるわけではないので、煙草の匂いがこもっていたが、純喫茶に居る間は
そこのところは考えないようにしている。

運ばれてきたコーヒーフロートの、アイスクリームと氷がくっついて少し凍った部分を
好んで掬って食べてしまう。そうしてから苦い珈琲を飲む。

置かれていた雑誌をぱらぱらとめくり、数十分そこにいた。
途中やってきたサラリーマンの男性が頼んだミートソースが美味しそうで
羨ましく眺めながら。

こちらの閉店は、マスター夫妻のご都合ではなく、ビルの解体のためで、
どちらかに移転される予定は今のところないようだ。

せめてもの思い出にマッチ箱を、と尋ねるも現在は作っていないとのこと。
代わりに、とママが差し出して下さったのは、店名が入っている伝票。

橙色のそれを一枚頂き、折れ曲がらないように大事に鞄にしまって、
店を出た。名残惜しく外観を眺めて、もうすぐ無くなってしまうビルの中に
いることが何だか不思議に思えた。確かに、パーシモンはここに存在したのだ。

(2014年9月26日 閉店)

★住所:東京都新宿区西新宿1-19-6 山手新宿ビル 1F

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン1

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン2

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン3

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン4

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン5

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン6

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン7

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン8

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン9

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン10

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン11

東京・新宿・TEA ROOM パーシモン12

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