純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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東京・東十条・喫茶 みかさ

当たり前のことかもしれないが、いつもそこにあって、いつまでもあると
思ってしまう純喫茶にも時間は流れている。

自分の中では、時の境目を「昭和」と「平成」の区切りで考えてしまいがちだが、
勿論そんなことはなく、昨日と今日、今日と明日では同じではない。

急にそんなことを思ったのは、こちらの純喫茶に行った時のことを
ふと思い出したからだった。

写真のデータによると、訪れたのは今年の5月下旬。
そんなに前ではない気がしていたが、既に2か月以上も経ってしまっていた。

ツイッターの方では記したのだが、先日東十条駅から少し歩いたところにある
鉱物カフェ「cafeSAYA」へ出掛けてきた。美しい色のソーダ水と様々な石が目的だった。

予約制であったためか他に先客はなく、閉店の時間まで思う存分店内を眺めたり、
万華鏡を自作したりした。美しい色の石を幾つも散りばめたそれをとても気に入っている。

さて、話が反れたがそちらへ行く前に立ち寄ったのが、喫茶 みかさだった。

ある程度目星を付けていたので、迷うことなく到着することが出来た。
橙色のひさしの色褪せた感じが愛おしい。思いのほか、と言っては失礼になるが、
賑わっていて、扉の向こう側はほぼ満席の状態であった。

幸いにも空席だった窓際の席に腰を下ろすも、店内は紫煙が漂っている。

カウンターの中で忙しそうに、飲み物や食事をどんどんと完成させていくママの
タイミングを見計らって注文をお願いした。

「スパゲティ」とだけ書かれたメニュー。ママに尋ねると「ナポリタンのようなもの」
が提供されるという。もう一つのスパゲティの横には「イタリアン」と書かれていた。

運ばれてくるまでの間、ビロードの青いソファに深く腰を下ろして窓の外を眺めていた。
あまり降りたことのない駅だが、人通りは多く、活気のある街だと思った。

純喫茶で注文したものを待っている間、ただぼんやりとしているのが好きだ。
読書をしたり、誰かに手紙を書いたり、真剣に何かを考えていることもたまにはあるが、
私はいつも「ただぼんやり」してしまう。

昨年の鎌倉ブックカーニバルで、憧れの沼田元氣さんにそのことを伝えたら
「それは高等遊民である。」と言われたことを思い出す。

生活に余裕があるわけではないが、生産的な活動をしていない、という意味と、
現代の慌ただしい暮らしの中で「ただぼんやりする」ということは贅沢なのだろう。

そうしている間にスパゲティと珈琲が運ばれてきた。
なるほど「ナポリタンのような」味がする。何かが違うのだが、私には好みの味だった。

完食した後、まだしばらく寛いでいると、少し忙しさの落ち着いたママの後ろに
古い秤を見つけたので写真を撮らせて頂きながら、常連客の男性と談笑をした。

良い感じの布で出来た携帯ケースを見せて下さったので「素敵だ」と感想を告げると
その方は「じゃあ、あなたにあげよう」と仰った。遠慮し断るも、せっかくの縁だから、と
手に握らせてくれた。有り難く頂戴し、今でも大切にして、たまに眺めている。

純喫茶の良いところは、一人で居たければ放っておいてくれるし、自分が何かに
アンテナを示せば、このようにたちまち会話が出来るところだと思う。

ちょっとした自分の立ち振る舞い方でその日の出来事が変わることもある。

あの日も良い純喫茶に出会い、素敵な時間を過ごした、
いつの日か、そう思いながらドアノブのライオンを思い出すのだろう。

★住所:東京都北区東十条2-15-9
★TEL:非公開

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