純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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東京・築地・喫茶 マコ

なかなか正月以外は食べる機会のない「雑煮」が、とても好きだ。

食べたいのなら、毎日でも自分で作ったなら良いのだが、
何となく一年の始めの時に特別に作って食べるもの、というイメージが
自分の中で勝手に出来てしまっているせいか、なかなか作る気分にはならない。

しかし、そうは言っていても、ふと雑煮が食べたくなる瞬間は日常に多々訪れる。

そんな願望を叶えてくれる純喫茶が一つあることを、しばらく忘れていて出掛けてみた。

マグロのせりも見られる築地周辺には、魅力的な純喫茶が幾つも存在する。

しかし、その多くは、営業時間が他の地域の純喫茶とは異なり、
だいたいが早朝(というより夜更けの場合も多々ある)から昼過ぎ迄となっているため、
日中会社勤めをしている者にとって、訪問するのに敷居の高いイメージがある。

平日に休暇を取って、築地周辺の純喫茶を全て巡ろうという計画を、
頭の中であたためては、なかなか実現できないまま数年が経ってしまった。

そんな時に、有り難くもテレビ収録の協力の話を頂いた。
先日放送も終わり、嬉しい反響を沢山頂いた中川翔子さんの「マニア☆まにある」である。

ある日の午前中に、中川さんと共に上野の「丘」、神田の「エース」へ行き、
後日、私とスタッフの方でお邪魔することになったのが、築地の「愛養」と「ポプラ」だった。

こちらの二軒については、後日ブログで綴るとして、今回は「マコ」という喫茶店について。
冒頭の「雑煮」の話が何であったのか、というのは、写真にあるマコのメニューをご覧頂きたい。

さて、色々な店舗が軒を連ねる築地の中で、初めて訪れる方には少し見つけにくい場所に
マコはある。道路沿いではなく、少し横道にそれた建物の中を歩いていくと良いだろう。
二階へ上がる階段に、賑やかすぎる程の数の「珈琲・雑煮」「マコ」という看板が目印だ。

二階へ着くと、誘惑的な赤い扉が目の前に現れる。
少し重たい扉を押して中へ入ると、そこには静かな空間と素敵なママが待っている。

橙色のコーヒーミルや今ではすっかり懐かしくなった桃色の公衆電話が素敵だ。
椅子は濃いベージュ色で、背もたれには白い布がかけてある。

(余談だが、あの白い布は、その昔、ポマードをつけた男性たちが寄りかかっても
椅子そのものが汚れないように、と掛けられたと聞いたが、本当なのだろうか)

店内奥にはテレビがあり、私が訪れた時にはサスペンスドラマが佳境を迎えていた。
画面に見入るママに声を掛けるタイミングを見計らいつつも、注文をお願いする。

目当ての雑煮は、珈琲とセットで900円だった(2014年3月末の価格)。

画面から目を離し、私のために雑煮を作り始めてくれたことを申し訳なく思いながらも、
カウンターの音に耳を澄まし、同時にドラマの続きをぼんやりと眺めた。

しばらくすると、テーブルの上に湯気のたつ美味しそうな器が置かれた。
見た目も美しい、澄んだ色の美味しそうな雑煮に思わずうっとりする。

具は、卵、餅、しいたけ、かまぼこ、鶏肉、さやえんどう、だったように思う。

正月から3か月ぶりの雑煮をしみじみと一口ごと味わって頂く。
美味しい。丁寧に作られた料理は、それだけでも有り難いご馳走だ。

綺麗に最後の一滴を飲み終えた頃、今度は珈琲が運ばれてきた。
こちらも一杯ずつ淹れられたようで、良い香りが店内中に漂う。

しばし、一人きり何も考えずに、この時間だけを味わうよう贅沢に過ごした。

珈琲を飲み終わる頃、先程までスリルのある展開が流れていたドラマは
終わりを迎えていた。しかも、あっけない程のハッピーエンドを。

日々の生活や感情は、そう上手くいくわけではないが、私はといえばこんな風に
好きな純喫茶で1時間も過ごすことが出来たら、大抵は幸せな気持ちになれるのだった。

★住所:東京都中央区築地4-9-7中富ビル 2F
★TEL:03-3541-0502

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