純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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東京・人形町・喫茶 ポニー

何だかとても穏やかな気持ちになった午後だった。

というのが、休暇を取って純喫茶巡りをした日の主な感想で、
特に4軒目に訪れた「ポニー」では、白いレースのカーテンを通じて差し込んでくる
光をずっと眺めていたせいか、現実感のないような時間を過ごし、特にそう感じた。

何度も歩いたと思われる道で、ふと見つけたのがこちらの「喫茶 ポニー」で、
ちらりと中を覗いては通り過ぎ、座りたかった窓際の席が空いた頃、戻ってこようと思った。

先客は、サラリーマンと思われる男性が一人。
読書をしていたので、それを邪魔しないう、先程目を付けておいた席に座ると、
一見寡黙そうなマスターが、「奥の席の方がいいよ」と薦めて下さった。
少し迷ったのだが、自分の直感を優先し、我儘と思いながらも断り、そのままそこにいた。

珈琲を注文して待つ間、白いテーブルに映る揺れるカーテンの影を眺めていた。
喫茶店について思い浮かんだ事でも綴ろう、と開いた赤いノートの上にも光が躍る。

運ばれてきた珈琲はとても熱く、猫舌の自分にはすぐには飲めそうもなかったので
飲み終わるまで、ここでのんびりと過ごそうと決める。ソーサーの柄も素敵だ。

たまに顔を上げると、向かい側にいたマスターと目が合ったが、
特に会話をするでもなく、ただただお互いの午後の時間が進んでいくのを感じる。

いつの間にか、店内の人数はもう二人程増えていたが、皆それぞれあまりにも
静かに過ごしていたため、帰ろうと腰をあげるまで気が付かなかった。

平日の午後の喫茶店というのはこんなにも自分の世界に入り込めるものだったか、
と久しぶりの感覚を噛み締める。

お会計を済まそうと立ち上がると、使い込まれて良い色合いになったレジスターが視界に入る。
思わず「素敵ですね」とマスターに声を掛けると、「古いだけだよ」と照れたように笑った顔が
印象に残った。重ねて、マッチ箱の有無を尋ねると、どこからともなく探してきて下さって、
一つ手のひらに乗せて下さった。少しの笑顔と一緒に。

思わぬ土産をそっと握りしめ、看板に書かれている営業時間が19時までだったことを確認し、
平日でもどうにかまた訪れる事が出来そうだと思いながら、次の目的地へ向かった。

★住所:東京都中央区日本橋蛎殻町1-8-2
★TEL:03-3666-8731

東京・人形町・喫茶ポニー1

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