純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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静岡・熱海・Coffee 木の実

次に熱海へ行くなら、夏の熱気が薄まり、観光客も少なくなってしまう
少しひっそりとした涼しい季節が良いと考えている。

風物詩である花火大会を見に行きたい気持ちもないわけではないが、
琥珀色の喫茶店でのんびりするには、やはり少しの寂しさが必要なのだ。

訪れてからもう半年程経ってしまった喫茶店の写真を眺めながらそんなことを思う。

いつもと違う道を歩いて見つけた喫茶店は、「木の実」という名前だった。
外観を見ただけでも良さそうな喫茶店であることを感じられる。

店内は鰻の寝床のように縦に長く、手前はテーブル席、奥は常連客の特等席であろう
カウンター席になっていた。初回の訪問ゆえ、一番手前の席に腰を下ろす。

壁に飾られた木で出来たメニューを見て、あたたかい珈琲をお願いした。

カウンターの奥でマスターがゆっくりと丁寧に珈琲を淹れ始めたのを確認した。
すぐに良い香りが漂ってくる。思わず深呼吸を一つ。この瞬間は何度味わっても良い。

運ばれてきた珈琲は綺麗な色をしていて、一緒につけられた砂糖とミルクの入った
器は銅で出来ていて、この店の歴史を染み込ませた深い色をしていた。

思わず、「この銅のカップでアイスコーヒーを飲むのも好きなのです」と告げると
運んできて下さった穏やかそうなママは、「冷たくなるし、とても良いのだけど、
直接口をつけると銅の味がする、と言って嫌がる常連さんもいるのよね」と笑う。

確かに。夏の珈琲はあの銅の味と一緒に刻まれていることも多い、とひとり思った。

夕暮れ時ということもあったのか、扉の外を眺めていても人の通りは少ない。

海や花火の季節に、こちらはどんな風景になるのだろう、そんなことを気にしながらも
きっとまた夏が終わる頃ここへやって来て、銅のカップで冷たい珈琲を飲むのだろう。

★住所:静岡県熱海市清水町12-10
★TEL:0557-81-4159

静岡・熱海・木の実1

静岡・熱海・木の実2

静岡・熱海・木の実3

静岡・熱海・木の実4

静岡・熱海・木の実5

静岡・熱海・木の実6

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