純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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東京・大手町・喫茶室 サンマリ

一体、何がきっかけでその後の繋がりが出来るか分からないものだ、と思う。

大手町ビルヂングの中にある喫茶室「サンマリ」へ行った帰りにも強く感じた。

どこかで目にしたこちらの営業時間を頼りに急いで向かったが、
灯りは点いているものの他に寛ぐ人の姿は見えず、少しあきらめながら扉を開けた。

まだ時間は大丈夫かと尋ねると、出迎えてくれた女性も少し迷いながら店の奥に目をやる。
その視線の先にはマスターらしき男性がいて、何か作業をしていたが静かに頷いてくれた。

有難く思い、さっとアイスコーヒーを飲んですぐに出ようと思った。
運ばれてきたアイスコーヒーに入れられている氷が細かく砕かれた美しい透明なもの
だったことに密かに喜びながら周りを見渡すと、鏡に映る二枚の東郷青児の絵に気付いた。

好きな喫茶店には、彼の絵が飾ってあることが多々ある。例えば、京都の「ソワレ」、
駒込の「アルプス」、自由が丘の「モンブラン」、そして今は無き吉祥寺の「ボア」など。

この絵につけられた題は一体何であろう、そんなことを考えながら、室内を撮影させて
いただこうと近くにいた男性に許可を乞う。すると、それまで寡黙だったマスターが唐突に
話しかけてくれた。何故このような喫茶店が好きなのか、東郷青児も好きなのか等。

そこからは、先ほどまでの沈黙がまるで嘘のように話が盛り上がり、一人残る客のために
じっと待っていてくれたアルバイトの女性に先に上がってもらい、喫茶店にまつわる話を
いくつも聞いた。ここが出来るまでの話と今日までの数十年間のこと・・・。

それはどれも興味深く、なかなか話が尽きることはなかった。
マスターは非常に明るく、話題も豊富で、何より暮らしを楽しんでいるようだった。

そして、以前記した同じビルの「画廊喫茶ルオー」の話になり、閉店前の訪問に繋がった。
(ルオーの閉店の際の記録はこちら → 画廊喫茶 ルオー 閉店のお知らせ )


何事も少しのタイミングのずれで結果が変わってしまうものだが、
起こり得た現在しか生きていけないのだから、それが必然だったのだろう。

惜しくも閉店してしまったルオーの店先で「撮ってよ」と言われ、ルオーのマスターと
サンマリのマスターの素晴らしい笑顔の記念写真を渡しに、またここへ向かおうと思う。

★住所:東京都千代田区大手町1-6-1
★TEL:03-3213-2827

大手町・サンマリ1

大手町・サンマリ2

大手町・サンマリ3

大手町・サンマリ4

大手町・サンマリ5

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大手町・サンマリ15


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当ブログ『純喫茶コレクション』が書籍になりました。

詳細はこちらをご覧頂けると幸いです。→ 『純喫茶コレクション』書籍化のお知らせ

『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

雨の日は珈琲の香りが強く、色々なことを心に沁み込ませる事が出来るような
気になります。そんな日は、ぜひ「純喫茶コレクション」を連れて純喫茶での
ひとときを過ごしていただけたら・・・。

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