純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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<再訪1・130ページ>東京・荻窪・邪宗門

書籍版『純喫茶コレクション』への皆様からのご感想、とても優しく
且つ新鮮な一言一言を、日々感謝して拝見させていただいております。

作業と向き合っていた時には、自分ではきちんと見えなくなっていたものを、
皆様からの文字を目にする度に、この先も更に新しい視線で喫茶店を
好きでい続けるのだろう、と改めて実感しております。

書籍化の際にお世話になった喫茶店への御礼を兼ねて、ゆっくりと再訪し、
その記録をここに綴っていこうという思い付きも、暑い夏が来る前に少しずつ。

全店をまわるまでには、たくさんの年月が流れてしまうかもしれませんが、
通常の記事と織り交ぜて更新していきますので、お付き合い頂けたなら幸いです。

さて。その第一店目は、荻窪の邪宗門のことを。

まず、この喫茶店へ向かうまでの小さな商店街がとても良い。
入り口からすぐに邪宗門の看板が見えるのだが、ここにあるなら素敵でないはずがない、
と確信してしまうほど、その風景と馴染んでいる喫茶店である。

白い扉を開けると、急な角度の階段に視線を奪われると同時に、ママの優しい
笑顔が飛び込んでくる。一階には客席はなく、皆そろりそろりと階段を上がる。

一番の人気はやはり窓側の席なのだろうか。だいたいの場合埋まっていて、
その席に座っている人に羨望の視線を向けてから、自分の居場所を探す。

歴史を感じるメニューの中には、「ファイアードアイスクリーム」という火花の散る
アイスクリームが並べられているが、未だ注文したことがない。次こそは、と思う。

ここでは、砂糖の入れられているシュガーポットが美しく、
これを眺めたいゆえにホットコーヒーを頼んでしまうことが多い。

訪れた日は大変賑わっていたためか、珈琲が運ばれてくるまでに若干の時間を要したが、
一階から漂ってくる珈琲の良い香りで満たされるので何の問題もなかった。

(ちなみに、今まで待ち時間の点で一番印象深い喫茶店は、京都・河原町にあった
「クンパルシータ」という喫茶店。出てくるまでにおよそ1時間ほどかかり、
あやうく新幹線に乗り遅れそうになり、タクシーを飛ばしてもらったのは良い思い出。)

ゆったりと雑誌をめくり、運ばれてきた珈琲を口に運ぶ幸せ。

帰り際に、本棚に立てかけられた『純喫茶コレクション』を見つけ、ママに話し掛けた。
掲載許可を戴いたことへの感謝、ここが好きだということを丁寧に告げた。

ママからの言葉も大変嬉しいもので、ここを訪れる方々は珈琲が好きだったり、
本の匂いを嗅ぎたかったり、煙草を吸いたかったり、様々な理由があると思うが、
お会計の際のママの笑顔にほっとしてまた訪れるだろう、と思った。私も同じく。

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当ブログ『純喫茶コレクション』が書籍になりました。

詳細はこちらをご覧頂けると幸いです。→ 『純喫茶コレクション』書籍化のお知らせ

『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表  【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

純喫茶を愛する皆様と、いつか珈琲カップで乾杯を。

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