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純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

神奈川・鎌倉・浮(ぶい)

ああ、やはりこの日はどこか浮かれていたのだ、と改めて写真を眺めて思う。

鎌倉へ行くのは何故か天気の良くない平日であることが多く、そんな気分だから
少し遠くへ行きたくなるのか否か、向かう電車の中でそんなことを考えていた。

あいにくこの日は東京での初雪が降り、なかなかに慌しく始まった一日だった。

しかし、大船を過ぎた辺りからふっと気持ちが軽くなり、気持ちに光が差したのは、
単にこの日の約束を随分と前から楽しみにしていたからだろう。

鎌倉駅に到着した頃には雪は止み、時間調整のために駅前の珈琲専門店で一休みした。
(冬の珈琲屋は何故あんなに良い香りがするのか。この喫茶店のことはまた後日)

待ち合わせの時間が近付くにつれて、表にこそ出さないまでも緊張でいっぱいのまま、
目指したのは、長谷駅近くにある「浮」という喫茶店だった。

前を通る度に気にかけていたのにも関わらず、憧れが強過ぎて入れないでいた。
いつだって恋焦がれるものはその大切さゆえに、触れられずにいるのだ。

扉を開けて店内に足を踏み入れた瞬間、想像よりも更に素敵な空間に眩暈がする。

海に潜るような空間を抜けて奥の部屋へ入ると、そこでは沼田元氣さんが微笑んでいた。
この日は書籍『純喫茶コレクション』の打ち合わせで、ご多忙の中時間を作って頂いたのだ。

現実感のないようなふわふわした気持ちのまま、数時間ここで過ごした。
優しそうなマダムも、さりげなく飾られたマトリョーシカも、素敵な珈琲カップも
しばらくの間、目に映っているようでどこか遠い世界のことのようだった。

無事打ち合わせを終え、沼田さんが薦めて下さったバナナジュースを飲んだ時に、
その濃厚な美味しさにようやく目が覚めた気がした。

その夢のような日を過ぎて、一足先にやってきた『純喫茶コレクション』と書かれた
手のひらに収まりそうな素敵な装丁の本を眺めては、あの日のことを思い出している。

★住所:神奈川県鎌倉市長谷3-8-7
★TEL:0467-22-0110

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『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

たくさんの応援の拍手、あたたかいメッセージやコメントを戴きまして本当に有難うございます。

じっくり拝見しては嬉しさを噛み締めております。皆様、今日も良い喫茶生活を。

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