純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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山梨・下吉田・喫茶 富士

昨年は、二度ほど間近で富士山を見上げた。

一度目は、山中湖で行われたスカのイベントに出演していたTHE MICETEETH.という
とても素敵なバンドを見に、二度目は月江寺を散策しに出かけた時に。

どこを歩いていても富士山が視界に入る、という非日常にただただ圧倒されながら、
冬の冷たい空気の中を歩き回っていた際に出会った月江寺の喫茶店の話。

店名は、店主の思い入れが凝縮して込められているものの一つだと思うが、
この土地で何かに名前をつけるなら「富士」という候補は避けて通れないように思う。

外観から高まる期待を裏切らず、扉の中の世界も相当に素敵なものだった。

まず視界に入ったのは、季節や天候によって表情を変える富士山の写真が一面に
飾られた壁と、少し色褪せた多数のこけしたちと、マダムの柔らかい笑顔だった。

「浮雲」というタイトルがつけられた富士山の写真に目を惹かれ、しばらくそれを
眺めた後、同じ写真家の本が棚に並べられたので手にとってページをめくる。

それは、今は亡き旦那様の出版された写真集だという。本当に美しい写真たちだった。

入り口には小さな橋が架けられていて、池の中には赤い金魚たちがゆらゆらと水に揺れている。
後で調べたところによると、「お見合い橋」といって、奥の広い席に行く際、
ここを通ると成就するというものだったようだ。情緒のある話だ、と過去に訪れた人を思う。

タマゴサンドと珈琲を食べ終えた頃、マダムがお茶を淹れて下さり、それをいただきながら
もう少し話をした。帰り際には、美しい富士山のポストカードまでをお土産にと戴いた。

富士山には近いようで遠い東京から、今も時々、喫茶富士と富士山を思う。

★住所:山梨県富士吉田市下吉田850
★TEL:0555-22-5226

下吉田・喫茶富士1

下吉田・喫茶富士2

下吉田・喫茶富士3

下吉田・喫茶富士4

下吉田・喫茶富士5

下吉田・喫茶富士6

下吉田・喫茶富士7

下吉田・喫茶富士8

下吉田・喫茶富士9

下吉田・喫茶富士10

下吉田・喫茶富士11

下吉田・喫茶富士12

下吉田・喫茶富士13

下吉田・喫茶富士14

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