純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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静岡・熱海・レストラン フルヤ

熱海は、ちょっとした遠出をするのにちょうど良い場所だと思う。

新幹線に乗って一泊するほどの時間はない、でも日常と違う景色が見たい、
そういう気分の時に真っ先に思いつくのが、いつも熱海と鎌倉なのだ。

鎌倉の場合は、観光客気分で大仏を眺めたり、蕎麦を食べたり、竹林を見上げたり、
熱海の場合は、温泉に入るわけではなく、海まで歩いたり、珈琲を飲んだり、
ただその街の空気を吸うために出掛けて、気分転換として利用してきた。

2時間ほど電車に揺られて熱海に着くと、いつも駅前の賑わいに圧倒される。
遠くへ来たのだ、と温泉饅頭を蒸かす湯気を幸せな気持ちで眺める。

今回は、橙色と白色が目を惹くレストランに入ってみることにした。
純喫茶ではないが、ちゃんと「COFFEE」の文字もある。

いつも外からちらりと覗いて通り過ぎるだけだったが、中の様子を見てすぐ
感激のあまり思わず小さな声を上げてしまった。

真っ青な天井に、造花が巻きつけられた白と赤のコントラストが眩しい螺旋階段、
花の模様の鉄の仕切り、食堂にあるような可愛らしい茶色の椅子と小さなテーブル・・・。

想像以上に好みだった空間を、今まで何度も通り過ぎていたのだ、と少し悔しくなる。
チョコレートパフェを注文し、締め切られていた2階をそわそわした気持ちで見つめる。

どうしても見てみたい、という衝動に駆られ、パフェが運ばれてくる前に、
女性店員に頼み込み、念願叶って螺旋階段を上がることが出来たのだった。

2階は予想以上に広く、海の近くにあるレストランにぴったりの配色だった。

何よりここから眺める1階の景色がとても良い。10分ほどその空間を満喫した後、
笑顔で下へ降りていくと、先ほどの女性店員に「良い写真は撮れましたか?」と聞かれた。

本当に素敵な空間でした、とお礼を言い、撮ったばかりの画面を見せると
「綺麗に撮って下さってありがとう」と笑顔を返してくれた。

それがとても嬉しかったので、現像した写真を近いうちに渡しに行こうと思った。

熱海では、これからの季節に何回かの花火大会があるようで、冬の空に咲く花を
眺めに行くのも良いのではないか、と計画しながら鞄の中で写真をあたためている。

★住所:静岡県熱海市田原本町8-9
★TEL:0557-82-4048

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