七月の浅草は、特に好きだ。
合羽橋の商店街は、七夕の飾りで彩られる。
それを見るため、合羽橋道具街を散策していたら、
いつものように、「珈琲」の二文字が目に飛び込んできた。
看板を見つけただけでも嬉しいが、灯りがついていると
さらに嬉しい。問屋街の喫茶店は、営業時間が早いものと
半分あきらめていたので、特に。
濃い青に染まる空に浮かぶ看板の字体だけでも、
レトロな喫茶なのが分かったが、入口を見てさらに嬉しくなった。
今ではなかなか見かけない、色つきの透明の扉。
ここでは、橙色だった。取っ手は、決まって丸い。
中に入ると、数人が食事中だった。
フライパンを鳴らす美味しそうな音が聞こえる。
一番奥の席に腰を下ろした。
店の半分をぐるりと取り囲む大きな窓には、
白いレースのカーテンがふんわりとかけてあって、
外の様子がぼんやりと見えた。
照明の明るさも、程よい喫茶色。椅子もつややかな革張りだ。
バナナジュースを注文したら、甘くてやわらかなミルクの味。
ぼんやりと落ち着けるこんな喫茶店が、いつまでも
そこにあってくれたら、そう思いながら、水玉のグラスを見つめた。
★住所:東京都台東区東上野6-24-5
★TEL:03-3844-6840
合羽橋の商店街は、七夕の飾りで彩られる。
それを見るため、合羽橋道具街を散策していたら、
いつものように、「珈琲」の二文字が目に飛び込んできた。
看板を見つけただけでも嬉しいが、灯りがついていると
さらに嬉しい。問屋街の喫茶店は、営業時間が早いものと
半分あきらめていたので、特に。
濃い青に染まる空に浮かぶ看板の字体だけでも、
レトロな喫茶なのが分かったが、入口を見てさらに嬉しくなった。
今ではなかなか見かけない、色つきの透明の扉。
ここでは、橙色だった。取っ手は、決まって丸い。
中に入ると、数人が食事中だった。
フライパンを鳴らす美味しそうな音が聞こえる。
一番奥の席に腰を下ろした。
店の半分をぐるりと取り囲む大きな窓には、
白いレースのカーテンがふんわりとかけてあって、
外の様子がぼんやりと見えた。
照明の明るさも、程よい喫茶色。椅子もつややかな革張りだ。
バナナジュースを注文したら、甘くてやわらかなミルクの味。
ぼんやりと落ち着けるこんな喫茶店が、いつまでも
そこにあってくれたら、そう思いながら、水玉のグラスを見つめた。
★住所:東京都台東区東上野6-24-5
★TEL:03-3844-6840