純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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兵庫・元町・漫画と珈琲 ポエム

ここ数年、素敵な純喫茶閉店の悲しい知らせを多数耳にする中、
とても嬉しくなるような喫茶店に出会った。

今回の旅で再訪した新開地 エデンの後に、まだ行ったことのなかった
元町を目指した。ここも長い商店街のある魅惑的な街であった。

その途中、ふと細い横道に目を遣った際に、視界に入ったのが「ポエム」という
赤い看板で、私はすぐにそこへ行ってみた。

古い喫茶店の外観をしているが、店内はどこか今の空気を放っているように見えた。

それでも気になって扉を開ける。「いらっしゃいませ」と出迎えてくれたのは
若くお洒落な男性だった。店内にずらりと並ぶセンスの良い漫画たちを眺めながら
トマトジュースを注文する。運ばれてきたジュースには、檸檬が入っていて爽やか。

「どうぞ」と同時に運ばれてきたビスケットは塩味が効いていて懐かしい味がした。

マスターと話すきっかけになったのは、座っていた席の正面に堂々と飾られていた
一枚の少女の絵が、つげ義春先生の「紅い花」の1ページではないか、と気になったからだ。

手を洗おうと席を立ったついでに、マスターに尋ねてみる。すると、思っていた通り、
つげ義春先生の限定100枚程のサイン入りのシルクスクリーンの原画ということだった。

これは貴重な物を拝見することが出来た、と思い、書籍『純喫茶コレクション』に
掲載させていただいている「高円寺 ルネッサンス」には、つげ忠男先生の原画があると
いうことを伝え、好きな漫画の話にも繋がった。会話はどこで広がるか分からないから面白い。

その流れで、この喫茶店は少し前まで40数年間続いていた老夫婦の営む純喫茶を
そのまま居抜きの形で新しく営業を再開させた、という話も聞いた。素晴らしい事だと思う。

いつの日か、こちらのマスターと「ルネッサンス」でひょっこりお会い出来たなら
それもまた面白い。そんなことを考えながら、元町商店街散策を続けるため外に出た。

★住所:兵庫県神戸市中央区元町通3-11-15 元町マンション101
★TEL:078-201-9547

元町・ポエム1

元町・ポエム2

元町・ポエム3

元町・ポエム4

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元町・ポエム8

元町・ポエム9

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<再訪10・32ページ>大阪・梅田・マヅラ

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

少しの間ご無沙汰しておりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は、週末を利用して久しぶりの関西旅へ出掛けてきました。
京都へは昨年の夏、日帰りでお邪魔しましたが、大阪・神戸へは久しぶりでした。

またもや、喫茶巡りにて楽しくも慌しい数日間でしたが、新しい出会いもあり、
とても有意義に過ごすことが出来ました。お会い出来た皆様に感謝致します。


さて。この三日間で15店の純喫茶を訪れることが出来ましたので、順々に旅の記憶を
少し混ぜながら、同じ駅前ビルでモーニングを食べた後に訪れた「喫茶 マヅラ」の話を。

相変わらず、驚くほどの存在感にまず安心します。駅前にあるため、休日よりも平日の
ほうが混雑するのでしょうか。土曜日のマヅラは今までで一番ゆったりとしていました。

店内全体を見渡せる隅のほうのベージュの椅子に腰掛け、250円とずっと値段の変わらない
アイスコーヒーをお願いして、旅の始まりをここで過ごすことの出来る幸せを噛み締めます。

周りには観光客らしき方はいらっしゃらず、寛ぐ近所の人らしき方ばかり。
こんなに凄い純喫茶が日常にあるというのは、どんな感じがするのでしょう。
旅先の非日常感も良いですが、一度だけそんな感覚も味わってみたかったりします。

30分ほどここでのんびりとし、次の予定も決まったのでお会計をする際に本のことを
切り出してみました。あいにく対応して下さった方が不在ということで御礼を伝え、
煌びやかな店内をもう一度振り返り、次に目指す街「新開地」へ向かったのでした。

旅の始まりに必ず訪れる喫茶店としていつまでもここにあってほしい、と願いながら。

<再訪>大阪・マヅラ1 <再訪>大阪・マヅラ2 <再訪>大阪・マヅラ3 <再訪>大阪・マヅラ4 <再訪>大阪・マヅラ6 <再訪>大阪・マヅラ5

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詳細はこちらをご覧頂けると幸いです。→ 『純喫茶コレクション』書籍化のお知らせ

『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

ここをご覧になって下さっている方から、同じ時期に関西へ訪れていた、
とご連絡をいただき、嬉しい気持ちになりました。

どちらの純喫茶で珈琲を飲まれたのでしょう?

もしかしたら同じ空間にいらっしゃったのかも・・・などと、いつものように空想を
膨らませながら、戻ってきた東京で本日からも日常純喫茶巡りをしていきたいと思います。

皆様もどうか素敵な喫茶生活をお過ごしください。

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<再訪9・58ページ>東京・四谷・コーヒー ロン

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

最近、朝もラジオを流しながら支度をしているのですが、そこで好きな歌が
流れてきた時の幸せな感じは、初めて下車した知らない街で、たまたま見つけた
喫茶店がすごく好みだった時の気持ちに似ていると思いました。

ちなみに昨日は、「恋文の日」だったようで、流れてきたのは「ベベチオ」という
関西を主に活動するやさしい声の二人組の「恋の中」という歌でした。

お気に入りの喫茶店に、便箋と好きな切手を貼った封筒を持って、
久しぶりの友人に手紙を書くのはいかがでしょう?クリームソーダでも飲みながら。


さて。今回再訪した喫茶店は、四谷駅からすぐにある建築物としても素敵な「ロン」。

知人との待ち合わせの前に、総武線に乗り換えるために下車した四谷駅で
20分ほど余裕があったので、ここへ向かいました。

笑顔で迎えて下さったマスターと可愛らしい女性店員に、本の件でお世話に
なったことを伝えると、マスターの指差す先には書籍『純喫茶コレクション』が。

一階席の通路と座席の仕切りの上に、たくさんの新聞が並べられているのですが、
その中に私の本も置いて下さっていて、そのお心遣いに感謝しました。

一階席でも珈琲をと思いつつ、いつも螺旋階段を上がってしまいます。
何度来ても、赤色の椅子が眩しく、素敵な空間です。この日はミルクセーキを。

先にいらっしゃった女性と目が合うとにっこりと笑いかけて下さいました。
寄り道をして良かった、とふんわりした気持ちでいるとその方が一階へ下りていき、
新聞と一緒に私の本を持ってきて、眺めて下さったので心の中で御礼を言いました。

束の間の一休みの時間が過ぎてしまったので、ミルクセーキを飲み干し、
マスターと女性といくつか言葉を交わし、駅へ向かいました。

こちらで飲んだミルクセーキはふわっと香る檸檬の味。その秘密を聞きにまたここへ。

<再訪>四谷・ロン1 <再訪>四谷・ロン2 <再訪>四谷・ロン3 <再訪>四谷・ロン4 <再訪>四谷・ロン5 <再訪>四谷・ロン6

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書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

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兵庫・新開地・喫茶 ベラミ

旅に出る際に特に目的はなくとも、賑わっている商店街があると嬉しい。

今までに訪れたところだと、大阪の天神橋筋商店街、高松の商店街が印象深い。

憧れていた「喫茶 エデン」を目指して向かった兵庫県の新開地周辺も
駅から少し歩いたところに長い商店街があり、多数の純喫茶が軒を連ねていた。

その中の一つ、「喫茶 ベラミ(可愛らしいHPがあります ⇒ ベラミHP )」は、
一見しただけでは分からない素晴らしさだった。

HPによると、「アールデコ調ミッドセンチュリー風の店内で、UCCプロフェッショナル
コース卒業の店主がダブルのアーンで淹れたコーヒーをお楽しみください。」とある。

訪れた際はそのような前知識が全く無いまま、ふらりと扉を開けたのだが、
インテリアの統一された店内の美しさに圧倒されたのを覚えている。

最近では、どんどん閉店の噂が耳に入ってくる純喫茶だが、久しぶりのこちらのHPを
開いたところ、昨年、店で火災が発生したらしい。怪我人は出なかったのだろうか、
優しそうなママはお元気だろうか、再開の見込みはあるのだろうか、色々と気にかかる。

今はどういう状況なのか分からないままだが、またいつの日かここで昼食を兼ねて、
オムソバを食べながらのんびりと過ごしたいと楽しみにしている。

★住所:兵庫県神戸市兵庫区新開地1-2-10
★TEL:078-575-4113

新開地・ベラミ1

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新開地・ベラミ14

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<再訪8・134ページ>東京・高円寺・名曲喫茶 ネルケン

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

曇り空ながらも光の明るい日曜日の昼下がり、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は最近ラジオを流しながら本を読む時間がとても好きで、適当に周波数を合わせては
気になった言葉や歌が聞こえてくるとじっと耳を澄ます、ということを繰り返しています。

何となく興味を抱いていたものの、調べる時間もないまま放っておいたことなどを
通りすがりの誰かのおしゃべりで聞いたり、偶々開いた本で目にすると強い縁を感じます。

ゆるりとアンテナを張って、自分の好きなものたちを少しずつ増やしていけたなら。


さて。今回の再訪の記録は、とても素敵な高円寺の名曲喫茶 ネルケンの話を。

ここへ行く時は、なぜか雨降りの日が多いのです。それは、入り口で雨の粒に濡れる
植物の緑色が美しいことを無意識に思い出すからなのかどうなのか。

扉を開ける瞬間に胸が高まり、純喫茶を好きになり始めた頃の気持ちを何度も思い出すのは
非現実であるこの店内中に、古き良き昭和の空気が漂っているからかもしれません。

穏やかな笑みを絶やさず、綺麗な日本語と所作で出迎えて下さる美しいママは
この日も夢のように完璧な空間の一部としていらっしゃって見惚れてしまいます。

注文を取りに来て下さった際に、書籍へのご協力の御礼を伝え、いくつかの雑談を。
口元に手を添えて控えめに笑う姿は本当に素敵で、このように年を重ねたいと憧れるのです。

今回はクリームソーダをお願いしました。真っ白なアイスクリームが緑色のソーダ水と
混ざる境界線の色がとても好きです。赤いビロードのカーテンとの対照的な眺めも良いです。

流れるクラシックを耳に、じっと座ってたまに目を瞑ります。
このままずっとこうしていたい、といつも思うほど居心地の良いひととき。

こうやって心を満たしては、また中央線に揺られて帰り、明日も頑張ろうと思うのです。

<再訪>高円寺・ネルケン1 <再訪>高円寺・ネルケン2 <再訪>高円寺・ネルケン3 <再訪>高円寺・ネルケン4 <再訪>高円寺・ネルケン5 <再訪>高円寺・ネルケン6

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『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

まだ見ぬ素敵な純喫茶があとどれだけ存在するのでしょう?
飽きることのない喫茶巡りの続きを想像するだけで楽しい気持ちになれるのです。

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栃木・新鹿沼・喫茶 遊

つい最近のようで、訪問からあっという間に2年が経過していた喫茶店の話を。

初めて訪れた新鹿沼界隈は、本当に素敵なところだった。

商店街も住宅地も視界に入る全てのものに惹かれ、歩いているだけで興味深かった。

ブログではまだ綴っていないが、書籍『純喫茶コレクション』に掲載させて頂いた
「柊」や「ニュー平和」もこの時に知った。どちらもまた必ずお邪魔したいと思っている。

適度に賑わっていて、古い雑貨などを売る店があって、珈琲が飲める街はいい街だ。

この日帰り旅行の目的は、「アンリロ」というレストランで美味しい野菜を食べることだった。
(味はもちろん、店内のインテリアも料理の盛り付けも大変素晴らしかった)
食後には、すぐ近くにある「響茶庵」で珈琲を飲むことも重ねて。

そこへ向かう途中、わざと路地に迷い込みながら歩く途中に見つけたのが、
「喫茶 遊」だった。可愛らしいすずらんの形をした灯りの横にコーヒーの文字。

店内を覗き込むと誰も居なかったが、隣接している庭で植物の手入れをしている男性が
見えたので、扉を開けて声をかける。すぐにやって来てくれて、水を運んできてくれた。

この日は珈琲をたくさん飲む予定だったので、一軒目のここでは珍しくアイスレモンティーを。
普段、紅茶はそんなに頻繁に飲まないが、光に透けた時の色が美しいので好きだ。

寡黙に見えたマスターは、話してみるととても優しい雰囲気で、控えめに笑う方だった。

何の話をしたか、今は忘れてしまったが、風に揺れるレースのカーテンが心に残っている。

★住所:栃木県鹿沼市蓬莱町1401
★TEL:0289-65-4368

栃木・新鹿沼・遊1

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<再訪7・122ページ>東京・新宿・らんぶる

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

あたたかい日々が戻ってきて、少しずつ夏に向かって進んでいるのを感じます。

こんな季節にはどこか気持ちも浮き足立って、外の景色を見渡せる大きな窓がある
喫茶店で、好きな音楽を小さく流しながら珈琲を飲んでいたい、そんな風に思います。

昨日は、新宿タワーレコードにて行われていた「ユメオチ」という素敵なバンドの
インストアライブにお邪魔してきました。(HPはこちら ⇒ ユメオチ )

かれこれ10年程前から色々とお世話になっている「行 達也」さんがリーダーを務めるバンドで、
『サヨナラをおしえて』はすごく素敵な曲なので、昨日もうっとりと聞かせていただきました。

行さんは、下北沢にあるおんがく食堂「mona records」の店主でもあります。
ここから発信される美しい歌たちに、今までどれだけ楽しい気持ちをもらったことでしょう。

ゆるりとお茶を飲むのも、気に入ったジャケットのCDを買ってみるのもお勧めです。

さて。好きな音楽を楽しんだ後には喫茶店に寄りたくなるのがいつもの習慣で、
今回は「珈琲 らんぶる」に再訪問してきました。こちらも頻繁に立ち寄る喫茶店です。

週末に行く事が多かったためか混雑を覚悟していましたが、今回は夕飯時に訪れたので、
店内は程好い混み具合で、ゆったりと過ごせました。美しい緑のソーダ水を注文して。

何回見ても圧倒される中央の階段は、非日常の光景です。

余談ですが、ちょうど一年前の今頃、十数年ぶりに高校の同窓会が行われました。
クラス単位ではなく、学年全体で開催されたもので参加者は100名を超えたと聞きます。

というのは、私は同日に大切な友人の結婚式に招待していただいたので、同窓会へは
欠席の便りを出していました。しかし、色々とタイミングが良く、二次会から参加する
ことが出来るようになりました。

随分と年数が経過していることだし、顔を見ても誰が誰だか分かるのだろうか、
という心配も杞憂で、皆と会った瞬間、記憶が呼び戻され、昔話に花が咲きました。

近況報告でもと名刺交換をしたところ、その中の一人からもらった文字に見覚えが・・・。

もう一度良く見るとそこには「新宿 らんぶる」と書いてあり、その方は私が良く通っている
喫茶店の店主だったのです。これには非常に驚き、面白い縁があるものだ、と思いました。

それ以来、高校の友人達と会う時は、らんぶるで珈琲を飲んだりと利用させてもらっています。

これも純喫茶への恋心が引き寄せた不思議な偶然なのかもしれません。

長くなってしまいましたが、とても素敵な喫茶店(しかも地下席は全席禁煙です)なので、
皆様も新宿にお立ち寄りの際は、ほっと一休みをされてはいかがでしょうか?

<再訪>新宿・らんぶる1 <再訪>新宿・らんぶる2 <再訪>新宿・らんぶる3 <再訪>新宿・らんぶる4 <再訪>新宿・らんぶる5 <再訪>新宿・らんぶる6

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『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

掲載させていただいた喫茶店を再訪した時に、『純喫茶コレクション』を
席で見ていた方がいたよ、とマスターからお聞きするのはとても嬉しいです。

本をご購入頂きご覧頂いている皆様、教えて下さる喫茶店の皆様、
本を置いてくださる本屋の皆様、それぞれに多大なる感謝を申し上げます。

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長野・上田・喫茶 能登屋

書籍『純喫茶コレクション』に掲載させていただいた上田の素敵な喫茶店
「甲州屋」さんから、先日荷物が届いた。(訪問時の記事はこちら ⇒ 甲州屋 )

嬉しく思い、早速封を開けてみると、美しい字で綴られた2枚の手紙と
マッチ箱に紙ナプキン、そしてママお手製のコースター(江戸時代の布で、
ご先祖が着用されていた物だったものらしい)が同封されていた。

何度も何度も読み返し、幸せな気持ちのまま眠り、次の日にすぐ御礼の電話をした。
マスターの後に電話に出たママ(訪問時にはあいにく不在でお会い出来ていない)は、
とても明るく、こちらが恐縮してしまうほど本のことを喜んで下さった。

今すぐにでも上田に行きたい、と伝えると「話したいことがたくさんあるから
是非いらして!」と仰って下さり、私の上田再訪問の熱はどんどん高まっている。

前回訪れたのは、雪の降る昨年の3月で、平日の休みを利用して泊りがけで出掛けた。

その時に宿泊したのは、駅から程近くにある驚くほど安いビジネスホテルだった。
確か一泊3500円くらいだったと思う。少し不安になりながらも、いつも旅先では夜遅くまで
散策をしていることが多いので、朝まで過ごせる寝床と風呂さえあれば困らないと思った。

実際訪れたビジネスホテルは想像よりずっと綺麗で、少しレトロでとても居心地が良かった。

そのホテルのすぐ近くにあったのが、「喫茶 能登屋」でチェックインまでの少しの時間、
冷たい手をあたためようと珈琲を飲みに入った。和風の店内は、緑茶のほうが似合いそう
であったが、当初の予定通り珈琲をお願いした。

やかんの水を沸かすためのストーブに手をかざしながら、とても優しそうなママと話した。
「これも食べていって」とテーブルに持ってきてくれたのは、艶々とした黒豆。

有難く口に運ぶとほっこりとやわらかく、甘すぎない豆の味が広がる。
ついつい珈琲を口元に運ぶ回数もすすむ。旅先でのこのような出会いが好きだと思う。

上田に来た目的(この時は屋代線に乗るため。悲しくも2012年春に廃線してしまった)や
行きたいと思っている店、歩きたいと思っている道のことについて色々と聞いた。

「寒いから風邪をひかないように」と笑顔で見送ってくれたママにもまた会いたいことだし、
未だ見ぬ純喫茶のためにも、近々上田行きの新幹線にふらっと乗ってしまおうかと考えている。

★住所:長野県上田市天神1-2-33
★TEL:0268-22-0505

上田・能登屋1

上田・能登屋2

上田・能登屋3

上田・能登屋4

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上田・能登屋9

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<再訪6・124ページ>東京・中延・ニュープリンス

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

暖かい日々が続くと思っていたら、昨日は急に冷え込み、まるでこれから
冬が来るようなそんな錯覚に陥りながら、冷たい手をさすり歩く夜でした。

季節の変わり目で体調を崩しやすいと思いますので、皆様どうかご自愛下さい。

暑い季節が苦手な私は、晴れていながら少しひんやりする日が一番嬉しいです。
温かい珈琲を注文して、湯気を眺める幸せ。もうすぐやってくる夏の前にあと少しだけ。


さて。まだ桜が散ったばかりの頃に再訪した喫茶店「ニュープリンス」のことを。

気になっている喫茶店や好きな喫茶店は多数あれど、頻繁に足を運べるのは
どうしても自分の生活範囲にあって行きやすい店に偏ってしまう。

中延のニュープリンスは、初めて訪れた時には少し怪訝な顔をされたのだが、
次に訪れた時に「ひばりさんが好きなの?好きな歌を流してあげるわよ。」と
明るい姉妹ママに笑顔で話しかけられて以来、すっかり夢中になってしまった。

それ以来、割と多いペースで出かけては珈琲を飲んで、美空ひばりさんの歌を聞きながら
しばらくの間ぼんやりして、姉妹と話をして帰る、というのが常になっている。

以前はお二人のお父様が経営されていたここは、店内の内装も随分と違っていたという。
今も残る座りやすい高さの椅子は、マスターが寸法を測って計算し尽くされたものだ。

当時はクラシックが流れていた店内では、今は美空ひばりさんの歌声が響く。

好きな音楽を家で聞くのももちろん楽しいが、違う場所で耳にするのは更に嬉しい。
音楽に身を任せて軽快なリズムを刻む妹ママの様子を眺めているのも楽しい。

そして、自分では表情に出していないつもりでも、ニコニコと笑う姉ママの横で妹ママは、
「今日は少し元気がないのじゃない?」とか「明るい顔をしている。幸せにしているのね」
などと言うので驚く。同時に、毎日訪れるわけではない私を気に掛けてくれることが嬉しい。

帰り際には「またいらっしゃいね」と笑顔で見送られるものだから、ついつい
落ち込むようなことがあるとここを思い出して、足が向かってしまうのかもしれない。


<再訪>中延・ニュープリンス1 <再訪>中延・ニュープリンス2 <再訪>中延・ニュープリンス3 <再訪>中延・ニュープリンス4 <再訪>中延・ニュープリンス5 <再訪>中延・ニュープリンス6

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【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

最近はあまり旅にも出られていないのですが、皆様からいただくメッセージを
拝見する度にまだ見ぬ全国の素敵な喫茶店への憧れが高まります。

これからもずっと純喫茶に夢中なままなのでしょう。そんな思いを共有出来ますように。

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神奈川・白楽・カフェラウンジ ルアーブル

以前出掛けた場所に、同じ季節にまた行きたくなるのは、
記憶の中にその時の残像があるからだろうか。

ふらっと思いついたまま電車に乗り、下車したことのなかった白楽駅を散策した
夏になりかけた眩しい季節は、振り返ってみるともう3年も前のことだった。

(その時の記事はこちら ⇒ 東白楽・グリーンメドウズ )

懐かしさとひんやりとした空気が好きになった六角橋商店街をもう一度歩きに出掛ける。

駅から程近い「珈琲 文明」はとても賑わっていたのでまたの機会にして、
大通り沿いにあり、以前入る時間が無く諦めた喫茶店を目指した。

入り口のガラスに外の明るい光が反射して、中の様子は窺えなかったが、
ケースに並ぶメニューのサンプルが、とても良い味を出していたので期待が高まる。

店内は思ったより広く、縦長の空間は少し暗めで入り口から差し込む光が美しかった。
そして、嬉しいことに神奈川県の喫茶店に多い分煙空間だったのだ。

緑色の画用紙に書かれたメニュー表の前の席に腰を下ろす。
連休中の少し暑い日だったので、アイスコーヒーとブルーベリーのチーズケーキを注文する。

コーヒーを待つ間、入り口に近い大きな楕円形のテーブルを眺めていた。

喫茶店に大人数で行くことはなかなかないが、ここでなら皆でまるく並び、
ひそひそと話すもの楽しそうだ、と思った。中央には花が活けられた立派な花瓶。

入り口の外の景色をもう一度眺める。とても眩しく、また夏の手前に来ようと思った。

★住所:神奈川県横浜市神奈川区西神奈川3-7-9
★TEL:045-413-1125

白楽・ルアーブル1

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<再訪5・36ページ>東京・西荻窪・COFFEE LODGE DANTE

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

あっという間に連休も終わってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私はといえば、例年この季節になると風邪をひいてしまうことが多かったのですが、
今年は体調を崩すこともなく、遠出はしないまでもせっせと外出した日々でした。

世間的には連休だとしても、出掛けていく先ではたくさんの方が休み無く働かれていて
電車に乗ったり、本を買ったり、珈琲を飲んだり出来ることに改めて感謝しました。

喫茶店の皆様他、その方たちが今度はゆっくりと休んで下さいますように。


さて、この休み中に再訪した西荻窪にある「COFFEE LODGE DANTE」のことを。

書籍のほうでも触れましたが、ここへもたくさんの回数訪れています。
マスターの人柄もさることながら、何より珈琲の味が好みなのです。

おすすめは、ダンテブレンド。注文してからまもなく漂いはじめる珈琲の良い香りが
店一杯に広がり、いつまでも嗅いでいたい、とうっとり思ってしまうほど。

大体はチーズケーキか、バウムクーヘンを一緒に注文することが多いのですが、
再訪したこの日は、メニュー表で目に留まったチョコレートムースをお願いしてみました。

これが驚くほど美味しく、珈琲一杯とちょうど合う控えめな大きさも良いのです。

店に入った際と帰る際にマスターとお話させていただきましたが、
この日も明るくやさしい口調で接して下さるので、ついつい笑顔になってしまいました。

京都の美味しいお店などに詳しいマスターに会いに、また近々こちらへ伺いたいです。
その時はゆっくりとカウンターに座って、またチョコレートムースを頂こうと思っています。

<再訪>西荻窪・DANTE1 <再訪>西荻窪・DANTE2 <再訪>西荻窪・DANTE3 <再訪>西荻窪・DANTE4 <再訪>西荻窪・DANTE5 <再訪>西荻窪・DANTE6

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【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

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梅雨や暑い夏が来る前のとても良い季節ですので、
『純喫茶コレクション』をお供に喫茶散策はいかがでしょうか・・・?

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神奈川・湯河原・COFFEE メルヘン

3月にふらりと沼津まで出掛けようと思い立ち、湯河原駅で途中下車をしてみた。

熱海へ向かう際に、いつも電車から見える食堂の赤い灯りが気になっていたのだ。

残念ながら、目的地である食堂はこの日の営業を終了していたが、
湯河原駅の周辺散策は、いくつかの喫茶店に入ることの出来た収穫のあるものだった。

その中の一つ、COFFEE メルヘンの話を。

遠くから見えたその外観は、良い感じに古めかしく、期待は高まったが、
迷い無く扉を開けた店内は、想像よりもずっとすっきりしていた。

しかし、がっかりする感じではなく、少し曇った大きな窓の向こう側に
流れていく景色が映像のようでとても気に入ってしまった。

一見強面の男前のマスターだったが、撮影の許可をお願いすると、
驚くほどやわらかい笑顔になり、この喫茶店が出来るまでの話などをしてくれた。

マスター自身、喫茶店がとても好きで、若い頃は色々な所へ出掛け珈琲を飲み、
遂には念願の自分の店を持つまでになったということだった。

夢を実現させたのですね、と言うと、思ったより大変ですよ、と照れたように笑った。

約50年もの間、ここで一休みする人たちの憩いの場所となり、
続いてきていることは凄いことだ、とえんじ色のソファを愛でながら思う。

運ばれてきたクリームソーダは淡い緑色。午後の光を通してキラキラと美しかった。

★住所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥1-14-22
★TEL:0465-63-3838

湯河原・メルヘン1

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<再訪4・24ページ>東京・武蔵小山・コーヒー 太郎

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

雨続きの日々でしたが、今日は真っ青な空が眩しく、嬉しい朝です。

昨日は、ぽたぽたと琥珀の滴をコーヒーカップに落としている最中に
友人からメールが届き、六本木ヒルズにてとても好きな「大橋トリオ」さん等が
出演するフリーライブがあると知って、急いで出掛けて来ました。

この季節に野外で聞く好きな音楽は、特別に素敵でした。その後にはまた珈琲を飲み、
違う場所へ出掛け、雨降りと音楽を交互に繰り返し、幸せな一日を終えました。

皆様も素敵な喫茶時間をお過ごしでありますように。


さて。再訪記録その4は、少し前に訪れた「コーヒー 太郎」のことを。

書籍の方でも綴ったのですが、ここのミートソーススパゲティは本当に癖になる味です。

麺が少し炒めてあるのが学校給食のようで懐かしいのか、甘めのミートソースが
幼い頃の記憶を呼び戻すのか、いつもはっきり分からないのですが、美味しいのです。

この日は珍しく、珈琲ではなくミルクセーキを頼んでみました。まもなく運ばれてきた後、
カウンターにいらっしゃったマスター夫妻に本のことを切り出し、御礼を伝えると、
満面の笑顔のお二人から「綺麗に写してもらって嬉しいよ」と有難いお言葉を頂きました。

ここには本当に長い間通っていてとても好きである、ということを伝えると、
優しそうなお二人の目尻がますます下がるのを見て、幸せな気持ちになりました。

席に戻り、ミルクセーキを一口飲んだ頃、テーブルに運ばれてきたのはサンドイッチ。
「マスターが食べてって」と微笑むママ。お二人に御礼を言い、美味しく頂きました。

東急ストアの二階にあるので、お昼時などはきっと近くに住む方たちで賑わうのでしょう。
私はいつも少しずらした時間に訪れる為、人の間隔も丁度良く、静かな時が多いのですが。

こんな素敵な喫茶店が、何気なく日常にある自分の暮らしを改めてとても有難く感じます。

武蔵小山商店街は、良くメディアなどでも紹介されるとても長く元気な商店街です。
下町の雰囲気を味わいながら、ぶらぶら散策の後は、こちらで一休みはいかがでしょう?

店内中央にある本棚には、新聞も週刊誌も漫画も充実していますので、のんびりと過ごせます。

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当ブログ『純喫茶コレクション』が書籍になりました。

詳細はこちらをご覧頂けると幸いです。→ 『純喫茶コレクション』書籍化のお知らせ

『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

純喫茶について、思う存分誰かと話せること。当ブログを始めて本当に良かった、
と実感することの一つです。皆様、ご訪問とあたたかい応援等、感謝しております。

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マッチ箱コレクション *28*

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

連休後半の初日はあいにくの天気ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

こんな雨の日には、自宅で珈琲を淹れてゆっくりと飲むのも楽しい。
意外にも珈琲に合う食べ物は何か・・・?そんなことを考えながら午後の喫茶時間を。

私事ですが、近頃色々なことが目まぐるしく、物事の整理がついていなかったので
やることをノートに書き出すなどして、羅列していく作業を楽しんでいます。

今月末には久しぶりの旅にも出る予定。たくさんの純喫茶をひたすら巡る旅にしたい。

お仕事の皆様も、お休みの皆様も、どうか素敵な日々をお過ごし下さい。


2012.04花

書籍化の記念に、と職場の親しい人たちから頂いた花束。とても嬉しかった。

【千葉・成田・純喫茶 チルチル】

マッチ・チルチル1マッチ・チルチル2マッチ・チルチル3

【沖縄・読谷村・純喫茶 リバーサイド】

マッチ・リバーサイド1マッチ・リバーサイド2マッチ・リバーサイド3

【神奈川・湯河原・レストラン こしみず】

マッチ・こしみず1マッチ・こしみず2マッチ・こしみず3

【山梨・下吉田・喫茶 手利亜】

マッチ・手利亜1マッチ・手利亜2マッチ・手利亜3

【東京・有楽町・純喫茶 ROYAL】

マッチ・ROYAL1マッチ・ROYAL2マッチ・ROYAL3

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当ブログ『純喫茶コレクション』が書籍になりました。

詳細はこちらをご覧頂けると幸いです。→ 『純喫茶コレクション』書籍化のお知らせ

『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

お気に入りの喫茶店にいる間、もし自分がここのマスターだったなら・・・などと妄想を。
ほんの数十分、空想の世界へ出掛けてみるのはいかがでしょうか・・・?

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東京・小伝馬町・喫茶 ボンジュール 閉店のお知らせ

もう10年以上も前になるが、渋谷にあった「drole」という素敵なカフェで
(今は中目黒と代官山に移転)緑を眺めながらチャイを飲むのがとても好きだった。

訪れたある日、店内では、壁一面に美しいイラストの展示がされていた。

当時から絵や写真を見るのはとても好きで、すぐに興味がわき、拝見させて戴いた。
人や物のシルエットを、単色のグラデーションで描いていて、特に青が綺麗だった。

その時に、作家の方と二言三言話したと思うが、その辺りの記憶は曖昧で、
しかし、それがきっかけとなり、今も尚、その方から届く葉書を頼りに展示へ出掛けている。

連休中に神楽坂を訪れたのも、その方の久しぶりの個展を見に行くことが目的だった。

「北村範史さん」はやさしい笑顔の男性で、絵はもちろん、彼の撮る写真も好きなのだ。
(例えば、「ハナレグミ」という名で活動されている、とてもあたたかい歌を歌う方の
CDジャケットのデザインなどをご担当されています。その他、多数のご活躍も。)

今回の展示も、とても良かった。球根を描いたシリーズの紫色の混じり合った感じが特に。

そこから何故、今回のタイトルである「小伝馬町・ボンジュール 閉店」に繋がるかというと、
たまたま展示会に居合わせた素敵な女性が、ずっと気になっていた「ともすけ」という食堂の
方だったからだ。そのすぐ近くで「喫茶 ボンジュール」は営業していた。

綴ろうと思いつつ、時期を逃してしまい、後回しになっていたボンジュール 閉店について、
今回のことをきっかけに、やはり記しておきたい、と思ったのだった。
(営業していた頃のボンジュールの様子はこちら ⇒ 「喫茶 ボンジュール」 )

凄く肌の美しいマダムに「また時間を見つけてきます」と言ったきり、2年が経ってしまっていた。
良い水を飲むことは体にとってとても大切、と笑顔で話してくれたマダムの淹れてくれた
珈琲はもう飲むことは出来ないのだ、と看板の外された寂しげな外観を見てしみじみと思った。

寂しい気持ちに変わりはないが、そこからとても近い場所に行ってみたい店を見つけたのも、
ボンジュールに一度でも訪れることの出来た何かの縁ではないかと勝手に思っている。


近いうちにまた訪れよう、その願いはもう叶うことはなくなってしまった
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本文で触れた素敵なイラストレーター&写真家の「北村範史さん」の展示は5/2(水)まで、
神楽坂のフラスコというギャラリーにて" D.I.Y." というタイトルで行われています。

詳細はこちらをご覧下さい ⇒ 「北村範史さんのHP」

いつものように、混じり合う美しい色のグラデーションに見惚れる
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