純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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<番外編>『夢を売る店・コケーシカを訪ねて』

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

世間的には連休ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
東京は晴れの日が続き、散策日和ではありますが、少し暑いくらいです。

さて。私事ですが、昨日の午後に思い立って鎌倉まで出掛けてきました。
いつも鎌倉へ向かうのは唐突で、そんな距離感をとても好んでいます。

目的は、書籍版『純喫茶コレクション』の装丁をして下さった「ヌマ伯父さん」こと
「沼田元氣さん」の経営するこけしとマトリョーシカの店、『コケーシカ』を訪ね、
先日の御礼を兼ねて、可愛らしいこけしを購入することでした。 

(HPはこちら ⇒ 「夢を売る店」コケーシカ KAMAKURA 

ここへ足を運ぶのは数回目ですが、住宅街の中に突如現れるこのお店に
未だまっすぐ辿り付けることはなく、いつもふらふらと迷子になりながら向かいます。

可愛いらしい猫か、こけしのたくさん並んだ店内が見えてきたらそこが『コケーシカ』です。

扉を開け、レジにいらっしゃるとても美しい方に自分の書籍名を名乗り、沼田さんを
呼んでいただきました。程無く出て来て下った沼田さんは、相変わらずお洒落で素敵です。

本が無事完成出来たことに関する御礼を伝え、いくつか話をしました。
最初は緊張してしまいましたが、沼田さんのお話する速度はとても落ち着くのです。

その後、ゆっくりと店内を拝見させていただき、出来上がったばかりの「こけし時代4号」と
作並系の鈴木明工人が作られた、とても小さな青色のえじこを購入しました。
(本当は写真3枚目の味のあるマトリョーシカも欲しかったが、泣く泣く次回に)

鎌倉にはたくさんの素敵な純喫茶があります。「浮」に「門」に「ミルクホール」に・・・。
次の良く晴れた休日に、皆様も電車に揺られて出掛けてみてはいかがでしょうか?

鎌倉駅から散策ついでに、是非『コケーシカ』へも。東口改札を出てすぐの大きな地図に
掲載されている黄色と紺色の看板も可愛らしいので、どうかお見逃しのないよう。

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詳細はこちらをご覧頂けると幸いです。→ 『純喫茶コレクション』書籍化のお知らせ

『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

日常では馴染みの喫茶店へ、休日には少し足を伸ばして遠くの喫茶店まで。
いつもの味も、新鮮な味も。どんどんと好きなものが増えていくことでしょう。

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東京・巣鴨・珈琲専門館 伯爵

先日、六本木の「カフェ・ド・巴里」の閉店にまつわる話を書いたが、
姉妹店である巣鴨の伯爵はまだ健在なのか、と気になり調べてみたところ、
営業しているようで安心したと同時に、まだここへ綴っていなかったことを
思い出した。(池袋 北口店の記事はこちら → 「珈琲専門館 伯爵 池袋 北口店」 )

写真の詳細を見てみると、訪れたのは2009年のことで、記憶が少し曖昧な点は
どうかご了承いただきたい。この時期は、伯爵の池袋 北口店に行くなど、姉妹店を
全て制覇しようと思っていたのだが、時は過ぎ、練馬店も今ではもう無くなったようだ。

伯爵 巣鴨店もその界隈では一際目立つ外観をしていて、華やかな雰囲気は
他店にひけを取っていなかった。時間帯のせいか、広い店内の割りに人が少なかったため、
六本木店や池袋店の賑わいに比べ、ゆっくりと過ごすことが出来た。

とはいえ、初回の訪問ではここは落ち着ける喫茶店ではない、と思う。良い意味で。
純喫茶好きの目を惹くインテリアが所々に散りばめられていて、
トイレすら鑑賞の対象となり、観察をするのに忙しいからだ。

メニューには、今までに見たことのない「カステラセット」が。
生ケーキもメニューにはあったように思うが、テーブル上に置かれた小さなメニューでも
一押しされているのはカステラ。これは場所が巣鴨であるゆえの個性だろうか。

頼んだつもりでいたが、珈琲の写真しか見当たらなかったのでまた次回の楽しみに。
ここは入り口が二つで、小ぢんまりとした道路に面した側と白山通りに面した側が
あったように思う。珈琲を片手に、人の流れを眺められる喫茶店は無条件で好きだ。

元々当ブログでは、訪問した時期が時系列毎にはなっておらず、数年後に記すことも
あるのだが、写真を見た瞬間に、忘れていたはずの色々なことを思い出すので面白い。
ちょっと感傷的な気持ちになって、胸が詰まることも多々ある。

今日も何でもない日常を珈琲の匂いと一緒にいつか思い出せるように、喫茶店へ出掛ける。

★住所:東京都豊島区巣鴨1-12-3
★TEL:03-3947-7855

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<再訪3・12ページ>東京・神田・エース

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

「カフェ・ド・巴里」閉店への熱い思い入れや、書籍版『純喫茶コレクション』を
ご友人にお薦めして下さったというメッセージもいただき、大変嬉しく思っております。

書籍では、東京の喫茶店が中心となっておりますが、ブログでは全国の純喫茶を
ご紹介していきたいと思いますので、こちらも併せてよろしくお願い致します。

さて。再訪記録3店舗目は、神田にある「珈琲専門店 エース」の話を。

「純喫茶は好きだけれど、中の様子がいまいち分からず、扉を開けにくい」
そんなコメントも良くいただきます。私も初期の頃はそうでした。

(今では、開けてビックリする店内であればあるほど、面白くなってきてしまったので
お店が多少想像と違っても、珈琲が沸騰していたとしても、個性として受け止めています)

そんな方にまずお薦めしたいのが、ここ エース。

外観を一目見ただけで、喫茶店だということが分かり、おまけにメニューも
マスターの手描きの作品によって全て示されています。ドアからは中の様子も
良くご覧になれますので、ちらっと覗いてから座りたい席を決めるのも良いでしょう。

何より、扉を開けた瞬間のマスター兄(明るくてお話好き)とマスター弟(寡黙だが優しい)の
二人の笑顔に心がゆるんでしまいます。

平日の営業時間は夜の19時まで、と少し早いのですが、ここで食べるのりトーストと
甘いグラニュー糖とバターと一緒に頂くドーナツを想像すると、向かう足取りも
どんどん軽くなるのです。

店の片隅にある棚に並べられている『純喫茶コレクション』他、珈琲にまつわる本を
めくりながら、一人の時間を過ごすのも、マスター兄弟とおおいにお話するのもお薦めです。

何より、この喫茶店には私も頻繁に通っています。もし、ここをご覧頂いている皆さんが
同じ空間にいたなら・・・と空想をしたり。お会い出来たならお話を・・・、と願います。

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『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

大型連休の季節がやってきました。新緑の中、いつもはなかなか足を伸ばさない地域へ
出掛けて、見つけた喫茶店で珈琲を飲んでみるのはいかがでしょう・・・?

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東京・六本木・カフェ・ド・巴里 閉店のお知らせ

またもや思いがけない喫茶店の閉店を知ってしまった。

六本木にある国立新美術館へ行くのに、乃木坂駅を利用すれば近かったのか、
と考えたのも束の間、せっかくなので閉店してしまった「珈琲 貴奈」の跡地は
どうなっているのか、ついでに確認してから行こう、と思いついた。

しかし、とても好きな書店に寄っている間にすっかりそのことを忘れ、
反対方向にある美術館へ向かって歩く途中に、ふとこの喫茶店のことを思い出した。

正確な地図としてではなく、感覚としてこの辺りだ、という場所で自然に足が止まる。
しかし、そこには記憶の中の空間はなく、人の気配のしないビルの抜け殻があるだけだった。

すぐには納得出来ず、場所を間違えたのかもしれない、と辺りを何度も見渡してみる。

しかし、隅々まで眺めていくうちに「カフェ・ド・巴里」と書かれた看板が
黒いガムテープのようなもので隠されている箇所を見つけてしまう。思わずため息がもれる。

勝手な希望ではあったが、何時通り掛かっても賑わっていたし、他の地域にも姉妹店が
ある大規模な店ゆえに、閉店するなんてことを考えたこともなかったのだ。
(営業していた当時の記録はこちら → 「六本木・カフェ・ド・巴里」 )

こうなると、今後目に入った純喫茶にはなりふり構わず全て入っていきたい、と思うが、
なかなか全てが叶うわけではないので、自分の行ける範囲で後悔のないよう
純喫茶を楽しんでいきたいと思った、今以上に。


通り過ぎてばかりいないで、もう一度ここで珈琲を飲みたかった
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煌びやかなひとときも今は夢のよう・・・。
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<再訪2・72ページ>            東京・東日本橋・喫茶 銅鑼

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。
書籍版『純喫茶コレクション』へのあたたかい応援にも、重ねて御礼申し上げます。

現在、宮崎で暮らしている友人から「六本木の国立新美術館で本を購入した」との連絡をもらい、
たまに訪れるあの好きな空間に自分の名前が並んでいるのを確認したく、昨日訪れてきました。
すると、ミュージアムショップの片隅に見慣れた茶色と白の縞々が・・・。

しばし、その光景をじっと眺め、更に手に取ってページをめくって下さる方の後姿に、
心の中で感謝を述べながら、幸せな気持ちで帰宅しました。

本をご覧戴いたご感想、メッセージ等、全て嬉しく、素敵な情報にも感謝しております。
純喫茶についてお話出来ることは何よりも楽しい時間です。

本の制作の際に多大なるご協力を戴きました喫茶店の方々からも、有難いことに
好評のお言葉を戴き、再訪の際にまたお話出来ることを楽しみに日々を暮らしています。


再訪記録の2店舗目は、東日本橋駅近くにある「喫茶 銅鑼(本ではキッサ ドラと表記)」を。

前回訪れたのは陽射しの強い真夏日で、逃げ込んだここで飲んだアイスコーヒーが
何よりも美味しかったのを良く覚えている。氷をカラカラと鳴らすあの音も。

扉を開けた瞬間にマスターと目が合ったので、本の件で大変お世話になった旨を伝えると、
無言のまま何か封筒を手渡された。そこには、自分の名前が記されていた。

事態が把握できず、顔を上げると、「本をもらったから手紙を書いたのだけど、
何故か戻ってきちゃったよ」とにっこり笑った。そこで、他のお客さんが扉を開けたので、
とりあえず窓際の席(前回憧れていたカーテン越しの光が美しい席)に腰を下ろした。

水を運んできてくれたマスターに封筒を開けてもいいかを尋ね、中の紙を取り出す。
開いたそこには、やわらかい色で描かれた桜の花が咲いていた。

その気遣いに感激し、しばらく眺めていた。
私もそういうことがさらっと出来るようになりたい、と強く思った。

この日は春先にしては少し肌寒かったが、真夏の訪問と同じくアイスコーヒーを注文した。
窓の外に見える景色は夏ではなかったが、珈琲は変わらず美味しかった。

帰りに、連絡先の知らせが上手くいかなかったことを詫びて、改めて自分の連絡先を渡した。
もし今後何かあったらこちらへお願いしたい、と言うと、季節の葉書をまた送るよ、という
思い掛けない嬉しい言葉と共にマスターはまた笑った。

長い期間、たくさんの喫茶店に通い続けても、未だ醒めず夢中なままなのは、
こういうやり取りが理由の一つであることを改めて実感する。

私も絵てがみを送ろう。マスターのように上手には描けないけれど、好きな珈琲の絵を。

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『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

ざらざらとしたビニールカバーが、昔懐かしい旅行ガイドを思い出させ、気に入っています。
旅のお供に、どうぞ『純喫茶コレクション』を・・・。どこかへお出掛けの際には、
メールを戴ければお薦めの喫茶店、周辺の好きな店等、お返事させて頂きたく思います。

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東京・大手町・喫茶室 サンマリ

一体、何がきっかけでその後の繋がりが出来るか分からないものだ、と思う。

大手町ビルヂングの中にある喫茶室「サンマリ」へ行った帰りにも強く感じた。

どこかで目にしたこちらの営業時間を頼りに急いで向かったが、
灯りは点いているものの他に寛ぐ人の姿は見えず、少しあきらめながら扉を開けた。

まだ時間は大丈夫かと尋ねると、出迎えてくれた女性も少し迷いながら店の奥に目をやる。
その視線の先にはマスターらしき男性がいて、何か作業をしていたが静かに頷いてくれた。

有難く思い、さっとアイスコーヒーを飲んですぐに出ようと思った。
運ばれてきたアイスコーヒーに入れられている氷が細かく砕かれた美しい透明なもの
だったことに密かに喜びながら周りを見渡すと、鏡に映る二枚の東郷青児の絵に気付いた。

好きな喫茶店には、彼の絵が飾ってあることが多々ある。例えば、京都の「ソワレ」、
駒込の「アルプス」、自由が丘の「モンブラン」、そして今は無き吉祥寺の「ボア」など。

この絵につけられた題は一体何であろう、そんなことを考えながら、室内を撮影させて
いただこうと近くにいた男性に許可を乞う。すると、それまで寡黙だったマスターが唐突に
話しかけてくれた。何故このような喫茶店が好きなのか、東郷青児も好きなのか等。

そこからは、先ほどまでの沈黙がまるで嘘のように話が盛り上がり、一人残る客のために
じっと待っていてくれたアルバイトの女性に先に上がってもらい、喫茶店にまつわる話を
いくつも聞いた。ここが出来るまでの話と今日までの数十年間のこと・・・。

それはどれも興味深く、なかなか話が尽きることはなかった。
マスターは非常に明るく、話題も豊富で、何より暮らしを楽しんでいるようだった。

そして、以前記した同じビルの「画廊喫茶ルオー」の話になり、閉店前の訪問に繋がった。
(ルオーの閉店の際の記録はこちら → 画廊喫茶 ルオー 閉店のお知らせ )


何事も少しのタイミングのずれで結果が変わってしまうものだが、
起こり得た現在しか生きていけないのだから、それが必然だったのだろう。

惜しくも閉店してしまったルオーの店先で「撮ってよ」と言われ、ルオーのマスターと
サンマリのマスターの素晴らしい笑顔の記念写真を渡しに、またここへ向かおうと思う。

★住所:東京都千代田区大手町1-6-1
★TEL:03-3213-2827

大手町・サンマリ1

大手町・サンマリ2

大手町・サンマリ3

大手町・サンマリ4

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大手町・サンマリ15


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『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表 【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

雨の日は珈琲の香りが強く、色々なことを心に沁み込ませる事が出来るような
気になります。そんな日は、ぜひ「純喫茶コレクション」を連れて純喫茶での
ひとときを過ごしていただけたら・・・。

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<再訪1・130ページ>東京・荻窪・邪宗門

書籍版『純喫茶コレクション』への皆様からのご感想、とても優しく
且つ新鮮な一言一言を、日々感謝して拝見させていただいております。

作業と向き合っていた時には、自分ではきちんと見えなくなっていたものを、
皆様からの文字を目にする度に、この先も更に新しい視線で喫茶店を
好きでい続けるのだろう、と改めて実感しております。

書籍化の際にお世話になった喫茶店への御礼を兼ねて、ゆっくりと再訪し、
その記録をここに綴っていこうという思い付きも、暑い夏が来る前に少しずつ。

全店をまわるまでには、たくさんの年月が流れてしまうかもしれませんが、
通常の記事と織り交ぜて更新していきますので、お付き合い頂けたなら幸いです。

さて。その第一店目は、荻窪の邪宗門のことを。

まず、この喫茶店へ向かうまでの小さな商店街がとても良い。
入り口からすぐに邪宗門の看板が見えるのだが、ここにあるなら素敵でないはずがない、
と確信してしまうほど、その風景と馴染んでいる喫茶店である。

白い扉を開けると、急な角度の階段に視線を奪われると同時に、ママの優しい
笑顔が飛び込んでくる。一階には客席はなく、皆そろりそろりと階段を上がる。

一番の人気はやはり窓側の席なのだろうか。だいたいの場合埋まっていて、
その席に座っている人に羨望の視線を向けてから、自分の居場所を探す。

歴史を感じるメニューの中には、「ファイアードアイスクリーム」という火花の散る
アイスクリームが並べられているが、未だ注文したことがない。次こそは、と思う。

ここでは、砂糖の入れられているシュガーポットが美しく、
これを眺めたいゆえにホットコーヒーを頼んでしまうことが多い。

訪れた日は大変賑わっていたためか、珈琲が運ばれてくるまでに若干の時間を要したが、
一階から漂ってくる珈琲の良い香りで満たされるので何の問題もなかった。

(ちなみに、今まで待ち時間の点で一番印象深い喫茶店は、京都・河原町にあった
「クンパルシータ」という喫茶店。出てくるまでにおよそ1時間ほどかかり、
あやうく新幹線に乗り遅れそうになり、タクシーを飛ばしてもらったのは良い思い出。)

ゆったりと雑誌をめくり、運ばれてきた珈琲を口に運ぶ幸せ。

帰り際に、本棚に立てかけられた『純喫茶コレクション』を見つけ、ママに話し掛けた。
掲載許可を戴いたことへの感謝、ここが好きだということを丁寧に告げた。

ママからの言葉も大変嬉しいもので、ここを訪れる方々は珈琲が好きだったり、
本の匂いを嗅ぎたかったり、煙草を吸いたかったり、様々な理由があると思うが、
お会計の際のママの笑顔にほっとしてまた訪れるだろう、と思った。私も同じく。

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【純喫茶コレクション】表  【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

純喫茶を愛する皆様と、いつか珈琲カップで乾杯を。

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珈琲カップの水面に桜の花びらを散らす春

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

ふと見上げる水色の空から、はらはらと桜の花びらが舞ってくる美しい日々です。
今年は例年に比べ、雨が少なかったせいか長めの春を楽しめているように思います。

皆様のお住まいの地域ではいかがでしょうか?
桜を辿って転々と旅に出る妄想をしては、一人楽しんでいます。

さて。書籍『純喫茶コレクション』ですが、皆様に気にしていただいているようで
大変感激しております。私も、どこかへ出掛けた際には書店に立ち寄り、自分の本をそれとなく
探しては遠くから眺め、純喫茶を愛する方々の元へいけますように、と祈っています。

書籍に掲載させていただいた喫茶店への御礼と再訪記録、少しずつですが始めています。

季節柄、平日はなかなか時間的に難しいのですが、いつか全ての喫茶店にお邪魔したい、と
思っています。週末辺りには、先日訪れた「荻窪・邪宗門」のことを綴れたら・・・。

マイペースな更新ではありますが、今後とも純喫茶コレクションをよろしくお願い致します。

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あまりにも美しくて、昼に広がる星空みたいだ、と思った。良い春を。

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神奈川・綱島・COFFEE サガン

綱島駅に降りたのは、本当に十数年ぶりのことだった。

幼い頃、親戚の家を訪れるのに来ていた以来だったので、散策した記憶よりも、
春に土手沿いの芝生でつくしを探していた記憶のほうが濃かった。

以前馴染みがあった場所でも、大人になってから歩くと新鮮な視線で見ることが
出来るため、ただふらふらとしているだけでとても楽しかった。
(その時に訪れた喫茶店の記事はこちら → カフェ カルディ )

帰り際に凄く素敵な喫茶店を見つけたのだが、既に営業時間を終えていたらしく、
灯りの消えた店内を名残惜しく眺めてから、綱島を後にした。

それから半年くらい経った頃だろうか。こちらのブログをご覧下さっていた方から一通の
メールを戴いた。彼女は、大学の卒業制作で喫茶店の研究をしていて、その相談だった。

話を伺った後、私は快くいくつの写真とコメントを送り、彼女の作品の成功を祈った。
その後、大学にお邪魔し、素晴らしい作品の出来に感激し、いくつか会話をして別れた。

それからしばらくして、また縁があり、待ち合わせをしたのがこの「サガン」だった。

いつかいつか、と思っているうちに時は過ぎてしまい、そのまま縁が無くなることも
多々あることなので、何か確実な約束があってそこへ行けるというのはとても嬉しいことだ。

私は少し遅れて店に到着し、琥珀色の空間にしっとり馴染んでいた笑顔の彼女を見つけた。

彼女はあたたかいウインナコーヒー、私は冷たいウインナコーヒーと偶然同じものを頼んだ。
運ばれてきたコーヒーには大量の生クリームが乗せられていて、少し可笑しくなって笑った。

それからしばらくの間、とりとめもない話をした。数日後に外国へ旅立つ彼女との話題は、
珈琲のこと、そしておにぎりやカレーのルーの比率の話などだったことが印象深い。

「帰ってきたらまたここで会いましょう」 そんなことを言って、改札を挟んで手を振った。
彼女は遠い地でも美味しそうに珈琲を飲んで、笑って過ごしているのだろうか。ふと思い出す。

純喫茶を好きになって、当ブログを始めたおかげで繋がった縁がいくつもある。

これからもこんな風に純喫茶を愛する方たちと、珈琲をきっかけにお会い出来たなら、と願う。

★住所:神奈川県横浜市港北区綱島西1-6-15
★TEL:045-543-2725

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『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 \1,680

【純喫茶コレクション】表  【純喫茶コレクション】裏

書店でお見掛けの際には、是非手に取っていただけたら光栄です。

<書籍・純喫茶コレクション>・・・勝手ながらのお奨め利用方法 その1
パッと開いたページの喫茶店へ、思い切って出掛けてみるのはいかがでしょう?
例え、そこが少し遠くとも。きっと素敵な一日になるのではないでしょうか・・・。

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【純喫茶コレクション】 発売への御礼

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

先週に引き続き、昨日も春の嵐でしたが、皆様はご無事でしょうか?
お怪我などされていないことを願います。

日々通る道にある桜も少しずつ開き始め、線路沿いに咲く鮮やかな黄色の菜の花に
春を感じる季節がやってきました。満員電車の中から4月を眺めるのも良いものです。

さて。『純喫茶コレクション』発売にあたり、多くの方からあたたかいメッセージや
ご感想をいただきました。本当にありがとうございます。

先日の週末には、自分でも近くの本屋をぐるりとまわってみたのですが、どちらでも
置いて下さっていて、それに感謝しながらも自分の名前をそこで見かけることが不思議でした。

刊行の際に、多大なるご協力をいただきました喫茶店の皆様、パルコ出版・編集の皆様、
装丁を手掛けて下さった沼田元氣様、森様、マッチ箱他撮影をして下さった杉浦様、
そして、こちらや本をご覧になって下さった皆様に改めて御礼申し上げます。

書きたいことはまだまだありますので、またゆっくりじっくり珈琲を飲みながら。

たくさんの「琥珀色」が溢れる本が少しでも多くの皆様の目に留まりますように。
近々、御礼を兼ねて、ご協力いただいた喫茶店へ再訪し、その記録も書きたいと思っています。

皆様、本日も素敵な喫茶生活を。

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