純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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マッチ箱コレクション *27*

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

早いもので、あと半日で2011年も終わろうとしています。
ここで言うまでもなく、様々な面で激動の一年になり、考えざるを得ないことが増えました。

自分の生活にも、嬉しい出来事や、そうではない出来事もあったのですが、
無事、大晦日を迎えることが出来たことを本当に有難く噛み締めております。

今まで何気なく過ごしていた数十分の喫茶時間。
これからはますます愛しくなるのでしょう。

2011年の後半は、ブログの更新もままならず、間が空く事が多かったのですが、
それでもここを訪れて下さった純喫茶を愛する皆様に感謝申し上げます。

来年こそはたくさんの更新を、と思っております。

皆様に、これからもずっと珈琲を飲む幸せなひとときが続きますように。

良い年をお迎え下さい。


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ただじっとロバを眺める。そんな穏やかで晴れた午後を思い出す年の暮れ。


【神奈川・鎌倉・珈琲 洋菓子 イワタ】

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【東京・兜町・coffee may】

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【青森・弘前・名曲と珈琲 ひまわり】

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【千葉・津田沼・珈琲屋 からす】

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【東京・代々木・Coffee House TOM】

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東京・西新井・カフェ ド フレグランス

やっと春になりかけた季節に、梅島から西新井へ向かって桜の蕾を探しながら、
環状七号線沿いを散策していた。普段は好んで大通り沿いを歩くことは少ないが、
この時は何となくそんな気分だったのだと思う。

ただ色々なことを考えながらひたすら歩くには、車の音がちょうど良かったのだ。

その途中で見つけた喫茶店は、大震災の影響もあってあまり灯りが点いておらず、
外から見るとまるで夜のようにひっそりとしていた。

扉を開けると、他には誰もいない静寂の空間でマスター夫妻がにっこりと笑う。
一番奥の席に腰を下ろし、大きな道路と窓から差し込む眩しい光を眺める。

昼間ならこの明るさでも十分だ、と思ったが、すぐにいくつかの灯りが点いた。
注文したアイスカフェオレには、たっぷりの生クリームとチョコレートソース、
そしてカラフルなチョコレートが乗せられていて華やかだった。

小さな音量でクラシックが流れていたのか、無音だったのか忘れてしまったが、
ぼんやりと眺めていた世界はまるで絵画のようだった、と最近になって思い出す。

とても感じの良いマスター夫妻に見送られながら扉を開けてすぐ、
通りの喧騒によって現実に引き戻されながら、遠くで咲く桃色の花を見つけた。

★住所:東京都足立区島根3-7-1
★TEL:03-3860-3150

梅島・カフェ・ド・フレグランス1

梅島・カフェ・ド・フレグランス2

梅島・カフェ・ド・フレグランス3

梅島・カフェ・ド・フレグランス4

梅島・カフェ・ド・フレグランス5

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梅島・カフェ・ド・フレグランス9

梅島・カフェ・ド・フレグランス10

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神奈川・鎌倉・珈琲専門店 鎌倉館

「何となく遠くへ行きたい時」が少し前に訪れてしまったので、
思いつくまま横須賀線に飛び乗り、ゆらゆらとしばらくの間揺られた。

鎌倉へ向かう電車の中から、雨が降り出しそうだと思って見上げた空に、
ほんの少しの晴れ間を見つけてすっかり気分は晴れるのだから単純なものだと思う。

到着してすぐ、いつものように近くの喫茶店で珈琲を飲み、美味しいカレーを食べ、
また珈琲を飲んで、気になっている洋食屋のメニューを眺めたり、ぐるりと散策してから、
市場の中にある昭和雑貨屋で蛇腹の小物入れを買って、蜂蜜屋にときめいたりした。

そうこうしているうちに、冬の夕暮れはあっという間に近付いてきたので、
毎回のように営業時間を通り過ぎて断念していた喫茶店をそそくさと目指すことにした。

そこは、鎌倉駅から徒歩数十秒で行く事の出来る「カトレア」という素敵なビルの中にある。

階段を上がっている途中で見える店内には、赤いビロード張りの椅子があり、
いつかそこで珈琲を飲むことを夢見ていたのだ。といったら大げさになるだろうか。

目出度く今回は無事「営業中」の札が外される前に滑り込むことが出来た。
優しそうなマダムとマスターの笑顔を「いらっしゃいませ」という言葉と共にいただく。

ずっと来たかったことを伝えると、マダムがカウンターの上にずらりと並ぶ
コーヒーカップについて色々と説明して下さった。
大切そうに指差す先には、「80年物」という花の模様が描かれたカップがぶら下がっていた。

じっと眺めた後で「美しいカップである」と伝えると、マダムはふんわりと嬉しそうに笑った。
カウンターの一番端には、金魚鉢が置かれていて小さなメダカが泳いでいたので、
本当はしばらく見ていたかったが、カウンターの奥から湯気が漂ってきたので席に戻る。

温かい珈琲が特に美味しいのは冬の特権だ、とカップの中を覗き込んでみると、
美しい琥珀色には頭上のランプが映りこみ、波立てるのが勿体無くなってしまう光景だった。

ゆっくり珈琲を味わうのは久しぶりで、そんな幸せをしみじみと噛み締める。
12月はいつだって駆け足で通り過ぎて、すぐに新しい年を迎えてしまうけれど、
2011年の最後の日に、どこで珈琲を飲もうかと考える楽しみを思い出すことが出来たのだから。

ぼんやりしている間に、気が付いたらテーブルの一つに、近所に住んでいるであろう
紳士たちが数人集まってきて、楽しそうに話をしていた。その光景を眺めてから店を出た。

道路を見ると一瞬の大雨が降ったようで、地面は濡れていたが、あの数十分のおかげで
傘を開くこともなく、今回も鎌倉での楽しい一日を終えることが出来た。

喫茶店に呼ばれたことにこの日も感謝して、東京への電車でうとうとと目を瞑る。

★住所:神奈川県鎌倉市小町1-5-27
★TEL:0467-22-3303

鎌倉・鎌倉館1

鎌倉・鎌倉館2

鎌倉・鎌倉館3

鎌倉・鎌倉館4

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鎌倉・鎌倉館6

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鎌倉・鎌倉館9

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