純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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香川・高松・カフェテラス グレコ

だんだん暖かくなってきたせいか、夜と朝の狭間に目を覚ますことが増えた。

数字で言うならば4時を少し過ぎたくらいの、夜を閉じて朝を捲る頃の時間帯。
窓の外はうっすらと明るくなりかけていて、この青色が一番好きだ、と思う。

すっかり目も冴えてしまい、大分前の写真をただぼんやりと眺めていたら思い出した夏のこと。

色々な所へ旅をしたが、もし住んでみるなら、と空想に耽るのはいつも香川県だった。
そして、ここの喫茶店のことをまだ書いていなかったので、随分寝かせてしまったが記しておく。

以前の記事でも書いたのだが、高松の商店街は好みの喫茶店が多数並ぶ素敵な場所だった。

旅先で気になる喫茶店を見つけることは、次の日の朝の楽しみを約束されたようなものである。
運悪く定休日にあたってしまった時のショックは計り知れないのだが。

長い年月が染み込んでいい色になったメニューサンプルの「ウエスタントースト」の謎や、
(名物なのかもしれない、と検索してみたが未だに分からないままだ)、神殿のような
白い柱や、砂糖入れに彫られた美しい薔薇の模様や、アーチ型に切り取られた窓枠も、
全て期待を裏切らない。

旅先で出会った夢のような喫茶店も、そこに住んでいる人にとっては日常で、
それを遠くから思い出して、いつまでも綺麗な琥珀色のまま記憶を保存しておきたい。

またいつの日か、ここで朝一番の冷たい珈琲を飲み、海の匂いのする街を
「暑い暑い」と言いながら歩ける日々を願って。

★住所:香川県高松市田町11-2
★TEL:087-834-9920

香川・グレコ1

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香川・グレコ15

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東京・六本木・カフェ・ド巴里

六本木の喫茶店、といえば一番最初に思い浮かぶほど印象の強かった喫茶店
「貴奈」(過去の記事はこちら)が来たる6月で閉店すると友人の知人から教えてもらった。

驚いてしまうほど豪華な内装に、用事を申し付けるときはテーブルにある白い蝋燭を灯す、など
他ではなかなか味わうことの出来ない個性的な喫茶店だっただけに本当に残念だ。

とはいえ、6月まではまだ日にちがあるのが有難い。あと数回は足を運びたい、と思う。

近所にあるような極めて普通の喫茶店に行くことが日常だとすれば、
このような煌びやかな喫茶店を敢えて目指すことはちょっとした非日常だ。

貴奈ほどの広さはないが、そのすぐ近くにある「カフェ・ド・巴里」も非日常の喫茶店であった。

ある日、思い立ってフジフィルムのフォトサロンに「昭和の風貌(かお)」展を見に行き、
とらやの羊羹を眺めた帰りに寄ったのがここだった。

まず、扉に辿り着くまでにいくつもの看板が設置されていて、それを眺めているだけで
ちょっとした時間が過ぎてしまう。
一つ一つを写真に収める様子を外国の人が不思議そうに見ていた。

ようやく中に入り、案内されるがまま二階への階段を上がる。
いつも賑わっている店内は、ちょうど時間帯が良かったのか程良い間隔で席が空いている。

以前は24時間営業だったと思うが、メニューの裏の案内にはもっと早い時間が記されていた。

クリームのたっぷりと乗った冷たいカフェオレが運ばれてきてからも、しばらくの間
その眩しい空間をそわそわと見渡した。
ここには、仏像もいるし、シャンデリアもあるし、熱帯魚も泳いでいる。

ここはちょっとした遊園地のようだ、と思う。珈琲一杯で乗れる大人のメリーゴーランドのような。

今では節電のため、繁華街の夜は暗いのだろうか。
決して消えることなく、またいつの日かまでは控えめな琥珀色を灯していてほしいと思う。

★住所:東京都港区六本木7-14-1
★TEL:03-3479-8700

六本木・カフェ・ド・巴里1

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六本木・カフェ・ド・巴里22

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東京・中野・COFFEE&パフェ NOBEL

春は、季節柄転勤などで遠くへ行ってしまう人が多数いる。

東京を離れた人と電話で話していた時、「中野や高円寺が好きだった」と
という話になった。それで、いつでも行ける距離にいるのに、
私もしばらく中央線に乗っていないことを思い出した。

中野はとても好きな街だ。お世話になっている素敵なカフェ カルマもあるし、
ブロードウェイはただぶらぶらとしているだけでも楽しい。

特に、タコシェという本屋が好きでこの日も安部愼一の本を探しに中野まで出かけたのだった。

商店街を歩いていると、いつも気になっている喫茶店にまだ入っていないことを思い出した。

カプセルホテル・サウナに併設されている喫茶店で、下から見上げる限りでは、
まるで会議室のようにシンプルで一見味気無く感じてしまい、いつも機会を見送っていた。

しかし、入口前のメニューサンプルは想像以上にレトロであるし、丸みがかった椅子も良い。
少しテイストは違うが、有楽町にある「STONE」をさらにシンプルにしたような感じだと思った。

この日は飲み物のみの提供、ということだったが、ちらっとメニューを見ると
食事の種類も豊富であったし、何より看板に「パフェ」と謳っているのだから、
これは次回頼んでみなくては、と思う。

今度は、タコシェで買った本を持ち込んでここでのんびりとページをめくろう、と決めた。

★住所:東京都中野区中野5-60-7
★TEL:03-3387-2130

中野・ノーベル1

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中野・ノーベル9

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長野・上田・甲州屋

2月から3月に変わる日を、長野県の上田で過ごした。

新幹線に乗り、少しうとうととして目を覚ますと、窓の外は真っ白で
これは夢の続きなのかと思ってしまった。軽井沢周辺ではまだ雪が降っていた。

到着した上田はとても寒かったが雪は降っておらず、少しほっとした。
寒いのは嫌いではないが、あまり厚着もせずに出掛けてしまったからだ。

今回は珍しく目的のある旅だったが、それは急いでいないことだったので
着いたその日は街をぶらぶらとして過ごすことに決めた。

駅の周辺から北国街道のほうまで、特に地図も見ず、気の向くまま歩いた。

その途中にいくつもの喫茶店を見つけ、また一つ好きな街が増えたと嬉しくなる。

まず、一番心に残っている「甲州屋」という喫茶店のこと。

外観の第一印象では、特に変わったところもなく、どこの街にも必ずあるような
極めて普通の喫茶店であろう、と思っていた。扉を開ける前までは。

旅先では行ける喫茶店の数は限られている。ここは後にしようか、とも思ったが、
何となくそうしてはいけない気がして、まずは一休みすることに決めた。

そして、その店内のあまりにも好みな内装にしばし見惚れた。

店内にいた男性に珈琲を飲みたいことを告げると、その男性は客であったらしく、
にこやかにもうすぐ店主が戻ってくると答えてくれた。

礼を言って席に腰を下ろし、店主の帰りを待つふりをして店内の様子をじっくり見る。

大きな窓ガラスにかかった黒い線のようなカーテンや、つやつやとした茶色い椅子、
床の模様、綺麗に並べてあるパフェグラス、見覚えのある照明、席の間隔までも良い。

しばらくして戻ってきた人の良さそうな店主に、珈琲と言いかけてレモンスカッシュを
お願いした。何となくこの空間で飲むのは、泡が綺麗な飲み物が良い気がしたのだ。

運ばれてきたかなり酸っぱいレモンスカッシュを一口二口飲んだ頃、店主がこちらにやってきた。
何かと顔を上げると、「これを忘れていたよ」とまあるい輪切りのレモンを一切れ。

言われるまで私もちっとも気にしないでいたが、まあるいそれを載せたレモンスカッシュは
先ほどの姿を忘れてしまうほど、完璧な姿になっていた。

まるで宝箱のようなキラキラとしたこの空間に、何でもないような顔をして新聞を読んでいる
店主を遠くから眺め、これも幸せの一つだ、とぼんやり思う。少なくとも私から見れば。

★住所:
★TEL:

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夜の濃い青に薄桃色の桜に思うこと

いつも純喫茶コレクションをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。

駆け足で通り過ぎていく毎日を、カレンダーを眺めて知っているはずなのに
何だか一瞬でここまで来てしまった、と錯覚するような4月の始まりです。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?


そして、この度の震災に遭われた全ての皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

東北方面には、友人や知人、そのご家族がたくさんいるため、無事を確認した後に
いろいろな話を聞いて何か声を発したくとも、あまりの被害の規模の大きさに
日常の生活を送っている自分の言葉では、あまりにも白々しいのではないかと思うと、
言葉はそのまま空気にとけてしまうほどでした。

大きなことは出来ないので、まずは自分が繋がっている大切な人たちへ、
微力ではありますが、困っている時にすぐに手を差し伸べられる状態でありたいです。

被災者の方々の日常が一刻も早く穏やかなものに戻ることを祈ります。

珈琲の話をしている時でもないのかもしれない、とも考えましたが、
私が日常や旅先で見た大切な風景が、そこを知っているどなたかの目に留まるよう
これからも記録していこうと思いました。

更にマイペースではありますが、今後とも純喫茶コレクションをよろしくお願いします。

RIMG2488.jpg

見慣れすぎた当たり前の光景がどれだけ大切であるか、数度目の気持ちを噛み締める。

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