純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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東京・白山・珈琲 四季の味 貴苑

面白い喫茶店に出会った。

建物の階数は二階のはずなのだが、地形のせいなのか、
細長い店内の一番奥の席から下を見下ろすと、随分と高さがあるように思う。

隣の敷地は墓地で、目の高さに視界を遮るものはなく、ただ明るい月が見えた。

その光景が何だか好きで、あたたかいカフェオレを注文して待つ間、じっと眺めた。

珍しく砂糖を入れて、甘くした珈琲を飲みながら読んだのは、手塚治虫の
「新世界ルルー」。しんと静かな空間で、すっかりその世界に入り込んでしまう。

寡黙だと思っていたマスター夫婦も、帰り際に何かと話しかけてくれ、感じが良い。

とてもシンプルな喫茶店であったのに、なぜかこうやって今も何度も思い出している。
また窓に切り取られた景色と漫画と珈琲を楽しみに、ひっそりとあの場所へ行こう。

★住所:東京都文京区白山5-33-13
★TEL:03-3816-0974

白山・貴苑1

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白山・貴苑9

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東京・町屋・Coffee House はまゆう

寒さの続く近頃、もう思い出せないほど暑い夏の日に訪れた喫茶店のこと。

町屋駅は、あまり馴染みのないところであったが、喫茶店が多いことと
都電荒川線が走り、その周りに咲いているバラの花が綺麗であるところが
好きになって、度々散策をしに行くようになった。

線路沿いにある喫茶店 はまゆうを見つけたのはちょうど祭りの季節で
街は大変活気があった。しばらくそれを見ていたが、やがて暑さに負けて
一休みする場所を探しているときに出会った。

混んでいるだろう、と中を覗いたらちょうど誰もいなかったので、喜んで
外を見渡せる席に腰を下ろす。アイスコーヒーとホットケーキを注文した。

しばらくして大きな掛け声と共に神輿がやってきた。威勢が良い。

祭りのあの雰囲気と橙色に染まる空間が好きだ、と思う。
そんなことを考えながら、扉のこちら側で飲む珈琲はとても幸せだった。

★住所:東京都荒川区町屋2丁目9-10
★TEL:03-3895-2135

町屋・はまゆう1

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町屋・はまゆう11

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神奈川・鎌倉・喫茶 パレサ

年が明けてすぐに鎌倉へ出かけた。
近くて遠いその街は、いつだって旅の気分にさせてくれる。

いつもよりも賑わいを見せる小町通りは、夜になるといつものように
ひっそりとしていて、冷たい空気の中をのんびりと歩いた。

以前、訪れた時に見つけた喫茶店がある。中の様子を伺ったが、
あいにくその時は既にスナック営業の時間だったようで、歌声などが聴こえていた。
そして、カウンター席にもずらりと人がいたのであきらめてしまった。

今回も二名ほど先客がいたが、思い切って扉を開けるとマダムも常連客と思われる
二人の男女も予想以上に歓迎してくれた。

真っ赤で丸いシュガーポットが可愛らしいので、あたたかい珈琲を注文した。

皆、それぞれに店内で流れるテレビを見ながら、独り言のようにぽつりぽつりと
会話をしていて、たまに笑顔でこちらにも話しかけてくれた。

「ここは二階で少し入りにくいから来てくださると嬉しい」と元気なマダムは笑った。

長居をしているうちに、高齢の元気な女性が慌てた様子で店に入ってきた。
昼に来て帽子を忘れたのだと言う。「もう一度来たかったの。○○さんがいるから」という
会話とともに女性の前に置かれたのは、珈琲ではなくてウィスキーだった。

何度か通う店はあるにしても、どちらかというと喫茶旅人の私は
一日に何度でも行きたくなるような行きつけの店を持っている人が羨ましい。

★住所:神奈川県鎌倉市小町2-10-1
★TEL:0467-24-9573

鎌倉・パレサ1

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鎌倉・パレサ3

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東京・北千住・レストラン 三幸

ここのところ、また洋食に惹かれている。

以前にも、京都で美味しいオムライスを食べたばっかりに、
東京へ帰ってきてからも昼も夜もオムライスばかり探して食べ続ける、
ということをしたことがある。今回は、ナポリタンの波がやって来ている。

洋食屋のメニューサンプルというのは、いつ見ても懐かしい。
くるくると宙に浮くフォークの刺さったスパゲティや、丸々とした
目玉焼きの載せられたハンバーグ、熱々と湯気の出ていそうなコロッケ・・・。

北千住の駅から少し歩いたところにあるこの洋食屋も、昔ながらの風情を
していて、ふらりと引き寄せられる。

周りの注文に耳を傾けると、ハンバーグやカレーライスと言う声が多かったが、
この日もやはりナポリタンにする。

運ばれてきたナポリタンは、やさしい味がして美味しかったが、隣のテーブルから
漂う美味しそうなカレーの匂いに誘惑されて、少し上の空だった。

洋食屋の良いところは、大人も子供も食べたいものがあるところだと思う。
子供の好きなものがたくさんあるのはもちろん、大人も好きなものがたくさんある。

街の洋食屋探しの散策は、気まぐれに続く。

★住所:東京都足立区千住旭町21-10
★TEL:03-3881-7826

北千住・三幸1

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北千住・三幸3

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東京・人形町・かうひい屋

冷たい雨の降る夜に、人形町の駅を目指して歩いていたら、
暗闇にくっきりと浮かび上がるバラの花を見つけたので、
少し雨宿りをしようと傘を閉じた。

入り口に飾られた美しい花の模様にもう一度見惚れてから
扉を開ける。店内は、珈琲の良い匂いで満たされている。思わず深呼吸をする。

一組の先客がいて、小さな声で、でも楽しそうに話しているのが目に入る。

何にしようか、とメニューを捲り、近くのガラスケースに入っていた
美味しそうなロールケーキとブレンド珈琲をお願いした。

カウンターの奥でマスターが真剣な眼差しでぽたりぽたりと珈琲をおとしている。
その度にふんわりと琥珀色の匂いが漂う。雨の日は、一層匂いが濃いので好きだ。

珈琲はとても美味しかった。クリームのたくさん入ったロールケーキと良く合う。

雨は止まない。それでも少しの雨宿りにすっかり満たされて、また傘の花を開く。

★住所:東京都中央区日本橋堀留町1-8-6
★TEL:03-3661-0509

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東京・亀有・珈琲 音楽 ニュー幌馬車

店名に「ニュー」とつけられている喫茶店に、今まで何度か出会った。
それは、開店した時につけられるものなのか、それとも途中で改装などを経て
つけられるものなのか・・・。そんなことを、暇さえあればぼんやり考えたりしている。

亀有は一度行ってとても好きな街になった。訪れたい喫茶店もまだ何軒もある。

その中の一つ、「ニュー」幌馬車の話をちょっと。

入り口の黄色いひさしに大きく掲げられているようにピザを始めとする
手作りの料理が自慢であるらしい。中へ入ってメニューを見ると、既製品は使わず、
作るので時間がかかることがある、という旨のことが書いてあった。

早速、ピザを注文してみたがあいにくこの日は欠品。生地から作るので日によるのだろう。

それでは、とナポリタンとアイスコーヒーに変更して、近くに置いてあった雑誌を眺める。
散歩の達人のナポリタン特集に、この店も取材されていてその写真が美味しそうだったので
ますます期待は高まる。厨房からは麺を炒める美味しそうな音。

しばし、琥珀色の灯りの下でじっと待つ。

運ばれてきたそれは、まず皿の柄がとても良かった。この手の皿に滅法弱い。
茶色のものは同じようなものを持っているが、紺色もとても素敵だった。

ナポリタンの味にも満足して、しばらくのんびりする。

何度も訪れたい喫茶店は、いつも遠いところにあって、しかしその絶妙な距離が
喫茶店巡りに飽きさせない何かを加えてくれているのだと思う。

次は、ピザのあるときにふらりと。

★住所:東京都葛飾区亀有3-18-6
★TEL:03-3602-3803

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埼玉・蒲生・軽食&喫茶 二葉

「喫茶」という文字があれば、一見入りにくそうな店でも
躊躇無く扉を開けることが出来るようになった最近だが、未だに
一番緊張するのが、この手の喫茶なのかスナックなのか、地元の人間以外が
足を踏み入れてもいいのか、そんな風に迷う外観を持つ店である。

しかし、頻繁に通る道なら様子を伺うことが出来るが、そうではない土地だと
これを逃すと次はいつ来られるかも分からない、という事実が私にちょっとした勢いをくれる。

階段を上がりきって店内の様子を確認すると、何だか勝手にほっとして
その後はすっかりくつろいで帰ってくることが多いのだが。

ここもそうだった。

カウンターには常連客らしき男性がマダムと食事をしながらテレビを眺めていたが、
別段こちらを気にする様子もなく、飲み物を片手に何やら楽しそうに話していた。

あたたかそうなストーブがまるで、どこかの駅の待合室のようで
ここへ来て良かったな、と改めて思った。本棚から漫画を取ってきて珈琲を
飲み終わるまでの間読んだ。この日選んだのは、楳図かずお氏の「黒いねこ面」だった。

すっかり暗くなってしまった外を窓から見下ろして、先ほど読んだ漫画の影響で
前を横切る猫の姿にちょっとびっくりしつつも、散策を続けた。

★住所:埼玉県越谷市蒲生寿町17-9
★TEL:048-988-1142

蒲生・二葉1

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東京・三越前・喫茶 木屋【閉店】

喫茶店の他に、ついふらふらと引き寄せられてしまう場所と言えば、
私の場合、金物屋とせともの屋と本屋である。

日本橋三越本店の目の前には、「刃物の木屋」という素敵な店がある。

刃物ばかりではなく、生活に必要な雑貨なども取り揃えてあり、ショウケースには
無駄が無く美しい商品がずらりと並べられている。年に数回、外で市のようなものも
開催されているようで、通りすがりに眺めるだけでも楽しい。

そんな刃物の店が経営している喫茶店が、三越前駅の出口の階段途中にあった。
存在を知ったときには、すでに閉店を知らせる貼り紙がされていたので、慌てて入った。

駅の中にある喫茶店というのは、どこも大抵賑わっている。ここもそうだった。

それでも、禁煙席と喫煙席に分かれているのが有難い。奥の禁煙席は、ギャラリーが
併設していて、絵を眺めながら珈琲を飲むことが出来るのも良い。

そして、ここはケーキセットがとても安かった。わずか500円。思わず注文してしまう。

閉店まではまだ日数があるし、また来よう、と思っているうちにどんどん月日は流れ、
しかも私は勘違いをしていた。てっきり、年明けの2月の閉店だと思い込んでいたのだが、
先ほど良く見てみると、「12」月の閉店だったのだ。これにはショックを受ける。

また今度、と思って過ごしてしまいがちだが、次が必ずあるとは限らないのだ、
と昨年の色々な出来事を思い返しては強く思う。私の場合は、喫茶店に関して特に。

(2009年12月26日 閉店)

★住所:東京都中央区日本橋室町1-5-6
★TEL:03-3241-7330

三越前・木屋1

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東京・五反野・珈琲 あかしや

新しい年が始まったばかりだが、昨年訪れた喫茶店の写真が
まだ数十軒分ほどあるので、しばらくは昨年と新年を行ったり来たり。

2009年後半の一番印象深い喫茶店、と問われてすぐに思い浮かんだのは
五反野の駅からすぐのところにある、あかしや、だった。

本当に興奮したり、好きだと思うときは、いつも明確な理由が言葉に出来なくて
その分、漠然とした「何だか良い」という気持ちが格段に強く湧き上がる。

ここの店構えを発見した時は、ちょっと感動した。
今すぐに扉を開けたい衝動を抑えて、少しの間、店の前で息を整えてしまったほどだ。

この店の良さを、私はやはり誰かに説明するのは難しい、と思う。
こう言っては何だが、店内が整理整頓されているわけではないし、珈琲がびっくりするほど
美味しいというのでもない。BGMは流れているテレビだし、しかも映りが悪くあまり見えない。

それでも自分の中では、胸が高鳴るほど「何だか良い」店なのだ。

メニュー表があるわけでもなく、「温かい珈琲を」と注文をして席に着く。
しばらくすると、余分な愛想を含まないマダムがすっと珈琲を運んできてくれる。
あとは、もう放っておかれて店内にいる間、適当に時間を過ごす。

ああ、幸せだな、と素直に思える。こんな瞬間を私に与えてくれるのは、
いつもなぜかこのような喫茶店ばかりなのであった。

2010年もいくつもの出会いを願って、たくさん寄り道をしていこうと思う。

★住所:東京都足立区足立4-41-3
★TEL:03-3849-3367

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五反野・あかしや3

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東京・梅島・珈琲 軽食 ふるーと

とても居心地の良い喫茶店だった。

看板から受けた少し古びた印象とは裏腹に、店内はとても整然としていた。
きちんと掃除がされている空間は、それだけでマスターの店への愛情を感じる。

席と席の間もゆったりとしていて、ソファ席、四人掛けのテーブル席、
大きなテーブル席、とその日の気分で座るところを変えられるのも良いと思った。

珈琲の専門店かと思いきや、食事のメニューも豊富で、特にパスタは迷うほど多くの
種類があって、そんなに空腹ではなかったのだが、ついナポリタンを注文してしまった。

ここのナポリタンは、とてもあっさりとしている。ケチャップ味というより、
トマトソースのような感じで、通常食べているものを想像してしまうと大分違うが、
これはこれで美味しかった。一杯ずつ淹れてくれる珈琲も、コクがあって好みだった。

時間を気にせず、漫画や雑誌をパラパラとめくり、珈琲を一口、一口・・・。

馴染みのない駅でふらりと散策してしまうのは、いつもこういう喫茶店との
出会いを期待しているからだ。そして、その期待は、嬉しいことに
だいたい叶えられてしまうので、途中下車の誘惑には、いつまでも勝てないままでいる。

★住所:東京都足立区梅島1-13-15-1
★TEL:03-3848-4995

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東京・向島・純喫茶 マリーナ

純喫茶マリーナ、という喫茶店には、鉄板に載せられたナポリタンの
メニューが存在する、と知ってある雨の午後、少し道に迷いながらも到着した。

鮮やかなオレンジ色の看板には、純喫茶、という文字と船の舵の絵柄。
扉を開けると、まるで海の中を泳ぐ船の中にいるようで、なぜかほっとした。

端の席に腰を下ろし、白いレースのカーテン越しにしばらく雨を眺めた。
メニューには一通り目を通し、やはり当初の予定通りナポリタンを注文する。

食事メニューが豊富で、どれも美味しそうなので他のものにも誘惑されてしまったが。

運ばれてくるまでの間、壁一面の手書きのメニューを眺めたり、テーブルに置かれた
店名入りのオリジナルライターを手に取ったりした。店の中の様子も完璧に美しい。

こういう喫茶店が好きだ、とつくづく思う。

あたたかな湯気をたてながら運ばれてきたナポリタンは、とても美味しかった。
底のほうが少しパリパリとしているのも好みだった。

こういう喫茶店に出会うと近所に存在したらどれだけいいか、と常々思うのだが、
一杯の珈琲を目指して、ほんの数十分のために、わざわざ電車に乗るのも全く悪くない。

2010年も、一時の幸せを求めて、ふらりゆらりと喫茶散策の毎日はきっと続いていく。

★住所:東京都墨田区向島2-10-2
★TEL:03-3625-8838

向島・マリーナ1

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向島・マリーナ14

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東京・十条・珈琲 仔馬

明けましておめでとうございます。

昨年も、純喫茶コレクションをご覧下さいましてありがとうございました。
ブログの更新から離れてしまいそうなときも、見て下さる方達のおかげで
続けていくことが出来ました。感謝しております。

自分の喫茶記録として始めたブログですが、ここを通じて色々な方と喫茶店の
話が出来たり、実際にお会いして珈琲を飲んだり、すっかり大切な場所になりました。

2010年もマイペースではありますが、続けていきたいと思いますので、
お暇な時にふらりと遊びにいらして下さると光栄です。どうぞよろしくお願い致します。

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さて。年末に訪れた喫茶店の話でも。

十条駅には幾つかの方向に伸びる商店街が存在していて、その中には喫茶店もある。
以前は、「梅の木」という喫茶店で一休みしたが、今回は違う店を目指した。

最初は通り過ぎてしまったほど、商店街に溶け込んでいる喫茶店だった。
しかし、改めて店の外観を眺めると、店名の字体も控えめな珈琲豆販売口の窓も、
入り口に吊るされたクリスマス用の飾りも、素敵な味を醸し出していた。

店内は、カウンター席が数席、二人掛けのテーブル席が一つ、とこじんまりしていた。
幸いにも誰もいなかったので、テーブル席に座らせてもらう。
初めて入る喫茶店でカウンター席に座るのは、少し緊張してしまうのだ。

品の良い艶々としたマダムは、最初寡黙だったが、こちらがいくらか話しかけると
花のような笑顔で、とても良い話をいくつもしてくれた。

店内の照明器具が、昔西ドイツから取り寄せられたものであること、掃除中に間違えて
一つ割ってしまったこと、使わなくなったコーヒーミルのカサを代用してみたら
とても具合が良かったこと、若い時代に色々な素敵なものを見たり味わったりしておくと、
後の生活がぐんと実りあるものになること・・・。

私には珍しく、本当にたくさんの話をした。ここでは、言葉が自然にすらすらと
出てきてしまって、話し終わった後に爽快な気持ちになるような、そんな雰囲気があった。

それは、長年ここで育まれた空気とマダムの人柄と珈琲の良い匂いによるものかもしれない。

何だかとても幸せな気持ちになって、最後の一口を飲み干した。また近々訪れたい。
戴いたマッチ箱には、コーヒーカップと同じ仔馬の絵柄。ちらりと見るとつい口元が綻ぶ。

★住所:東京都北区上十条2-23-10
★TEL:03-3908-2911

十条・仔馬1

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