純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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長崎・観光通・カフェオリンピック

先日、友人と廃墟に関する雑談をしていて、ふと2年前のことを思い出した。

「公式廃墟」である長崎の軍艦島に上陸した時のことを思い出したのだ。

好きな音楽(クリープハイプのライブがあった)と軍艦島上陸、
そしていつもの如く、純喫茶巡りが目的の旅だった。

その時の記録すらも綴れないまま、時間ばかり経ってしまうが、
少しでも思い出が薄れる前になるべくここに記録しておきたい。


純喫茶の人気メニューである「パフェ」だが、私の食べる回数はそんなに多くはない。
しかし、少し疲れている時やメニューに写真があった時はつい注文してしまう。

パフェは運ばれてきた時のその見た目だけでまず人を元気にさせると思っている。

さて、長崎の観光通という駅近くの商店街にあった「カフェ オリンピックという店について。

まず、一目で驚かされるのがサンプルケースに並んだパフェの種類とその独特さ。

目に飛び込んでくる坂本竜馬というパフェとは結びつきがたい文字などはまだ序の口で、
飾られているサンプルパフェのほとんどがとても大きい。そしてネーミングが個性的だ。

「どれを食べようか。」店に入る前にサンプルケースの前でしばし悩み、
ようやく店へと続く階段を上がった。

思いのほか店内はとてもシンプルで、一見お洒落な珈琲店のようだ。
しかし、周りを見渡すと修学旅行中らしき学生が多いことからも、
ここには何かしらのイベント性を求めてやってきているであろうことが想像出来る。

悩んだあげく、この時注文したのは「キス オブ ファイヤー」というパフェ。
あまり量が多くては食べきれないであろう、とグラスのインパクトに比重をかけた。

注文後も他のパフェが気になり、しばらくメニュー表を眺めていると、
突如「おぉー!!」という歓声が近くのテーブル席から上がる。

そちらを見ると学生服を着た5人ほどの集団の真ん中には目を疑う程の
大きなパフェがそびえ立っていた。皆、嬉しそうに写真を撮っている。

羨ましい気持ちを抑えきれず、彼らが食べ始めるまでこっそり眺めていた。

そして、私のテーブルにも運ばれてくる。

艶っぽい唇の上でまっすぐに切られた顔面の下半分の中には
アイスクリームがぎっしりと詰まっている。
カステラや生クリームなどが層を重ね、一番上には星形のクッキーが飾られていた。

衝撃的な器にばかり目がいってしまうが、その中におさめられたパフェは
とても美味しかった。甘いものを食したせいか、満腹なはずなのに
塩気のあるものが食べたくなって長崎名物のトルコライスも追加注文した。

こちらではトルコライスも種類豊富で、その内容を選ぶことが出来た。
この時は、ハンバーグ、スパゲティ、ピラフ。

近所にあったなら、時々ここへやってきて色々なパフェを試せるのに、と
思いながら会計を済ませ、ふと見ると1メートル程のパフェの写真パネルの上に
顔を出せる穴が開いていた。観光地の撮影スポットによくあるあれだ。

さすがに誰かに頼んで撮ってもらう勇気もなく、この日はあきらめて階段を下る。

もし、次回数名で来ることがあったなら一番大きなパフェ(120センチ!?)を完食した後、
恥ずかしがらず堂々と記念撮影をしようと思っている。

★住所:長崎県長崎市浜町8-33 高橋呉服店ビル 2F
★TEL:095-824-3912

長崎・観光通・カフェオリンピック1

長崎・観光通・カフェオリンピック2

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長崎・観光通・カフェオリンピック14

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新刊『純喫茶、あの味』発売中です。よろしくお願い致します。

『純喫茶、あの味』書影

(アマゾンでのご注文は こちら になります。)
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<2016年開催予定イベント>

★7/7 (木)「パラレル喫茶ナイト」 【満席】 終了しました
 場所:神保町 東京堂書店
 対談:6次元 ナカムラクニオさん


★7/19 (火)「能町みね子の純喫茶探訪気まぐれミルクセ〜キ」発売記念 【満席】終了しました
 場所:新橋 ニュー新橋ビル
 主催:能町みね子さん
 (私はゲストとしてお誘い頂きました。精一杯サポートできるよう頑張ります!)


★7/26(火)「純喫茶『トーキョーサマー』」 【満席】終了しました
 場所:渋谷Loft9
 対談:サニーデイ・サービス 曽我部恵一さん
 協力:バルミューダ株式会社、moln


★9/6(火)「純喫茶文字ナイト」 【満席】
 場所:荻窪 6次元
 対談:松村大輔さん(書籍『よきかな ひらがな』著者)

★9/10(土)「純喫茶Lost&Found 3」 【満席】
 場所:大阪 アオツキ書房
 対談:夢夢子(ヘア・サロン夢屋 / 喫茶待夢)、ゲスト:タカ・タカアキ&ナイトサパーズ from 赤犬

★10/9 (日)「今訪れたいあの店」
 場所:日本橋三越 三越カルチャーサロン
 詳細:9/1(木)より、「日本橋 街大學」HPより受付開始。

★11/3(祝・木)「タイトル未定」
 場所:西国分寺 クルミドコーヒー
 詳細:後日発表

★11/5(土)「タイトル未定」
 場所:大阪(近日発表)
 詳細:後日発表

★11/6(日)「楽しい純喫茶の世界」
 場所:名古屋 栄中日文化センター
 詳細:後日発表

★11/26(土)「タイトル未定」
 場所:表参道
 詳細:後日発表

皆様のお越しをお待ちしております!

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Twitterに登録しております。フォローやコメント、いつも有難うございます。
(アカウントは、『retrokissa』です。URLはこちら ⇒ 純喫茶コレクション

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<書籍:『純喫茶コレクション』について>

詳細はこちらをご覧頂けると幸いです。→ 『純喫茶コレクション』書籍化のお知らせ

『純喫茶コレクション』 著者 難波里奈  PARCO出版 ¥1,728

純喫茶コレクション 書影

<書籍:『純喫茶へ、1000軒』について>

2015年8月7日に、アスペクトより出版しました。現在、全国の書店等で販売中です。

純喫茶 パブ用書影

どちらも書店でお見掛けの際には、お手に取ってご覧頂けましたら光栄です。

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長崎・桜町・COFFEE SHOP ルパン

昨年のちょうど今頃に長崎へ旅をした。

クリープハイプというバンドの音楽を沢山聞きたくて、飛行機に乗った。
もちろん、その中には純喫茶巡りという魅力ある目的もあってのことで。

諸事情により久しぶりの長崎訪問となったが、母の故郷が
長崎県の佐世保なので、幼い頃には頻繁に訪れていた街だった。

しかし当時と今では、目に映る景色も興味のある対象も全く違う。

まるで初めて訪れた場所のように数日間を楽しんだ。
長い間恋焦がれていた軍艦島への上陸も叶ってしまった。

長崎は思った以上に純喫茶が沢山ある街で、
見つけた扉を次から次へと開けては、その店だけの空間を楽しんだ。

その中でも一番印象的だったのが、この「ルパン」という純喫茶だった。

長崎といえば、坂の多い街、で知られている。

この店も坂道の途中にあり、外観の写真を撮るために少し遠くに立つと、
水平感覚が狂い視界がぐらりと揺れるようだった。

桃色のファサードをくぐり、細い階段を上がって入口の前へ行く。
ビルの中のひんやりとした空気に少し緊張してしまった。

矢印に示された通り、扉を開けると午後のやわらかな光が差し込み、
落ち着いた空間がとても好みで思わず息を飲む。

奥の席に進む時に黒いレースのカーテンがふわりと揺れた気がした。

「いらっしゃい。」
感じは決して悪くなく、淡々とした印象を受けるマスターが
水とメニューを運んできてくれた。

店内とメニューを一通り眺めて、パイナップルフロートとトーストを注文した。
少し後悔したのだが、「スピリットティー」も飲んでみたら良かった。
一体どんな味がするのだろう。

わずかな滞在時間の間、他にお客さんはやって来なかった。
時折マスターがカウンターの中で立てる小さな音と、
私がグラスを持ち上げる音だけが響く。

もう行かないといけない、と思う度に名残惜しくなって、何度か座りなおした。
とうとう時間も迫り立ち上がると、マスターが「ありがとうございます」と
こちらに顔を向けた。

近所にあったならどんなに良いだろう、旅先で何度も思ったことをまた思う。

扉を開けて、ひんやりとしたビルの中の空気を再度嗅いだ時、
いったいどのくらいの時間、ここにいたのか一瞬分からなくなった。
きっと心からリラックスしていたのだろう、と思う。

また長崎へ旅をした時は必ずまたここへ来よう、と夕暮れの中に飛び出す。

★住所:長崎県長崎市桜町1-1
★TEL:095-824-5927

長崎・桜町・ルパン1

長崎・桜町・ルパン2

長崎・桜町・ルパン3

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長崎・桜町・ルパン22

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長崎・大工町・純喫茶 冨士

何度旅をしても、帰ってきて少し経つとまた旅に出たくなる。

2015年に入ってまだ3カ月も経っていないが、
今年はなかなかのペースで、新幹線や飛行機に乗ることが出来ている。

長崎は母の故郷なのだが(長崎市ではなく佐世保市であるが)、
久しく訪れていなかったので、今回まったく新鮮な気持ちで出掛けた。

二泊三日の旅で、純喫茶15軒。

以前と比べると巡るペースは少し落ちているが、観光地へも行かず、
ひたすら純喫茶へ行き、その空間を楽しむ旅というのは、
同じ趣向を持った人以外に話すとたいてい驚かれるので、それもまた面白い。

長崎で巡った純喫茶を羅列してみると・・・

こずえ、ふじの、象の仔、カフェ・ド・トワレ、南蛮茶屋、
カフェ平井、伽羅、ルパン、ツル茶ん、ニューポート、
点燈夢詩(てんとうむし)、冨士、ミレー、富士男、カフェオリンピック

となかなか個性的な店が多かった。

ブログの更新をのんびりとしているので、他の地域も含め、
まだ綴っていない純喫茶が100軒程出番を待っているが、順に記録していきたい。

さて前書きが長くなったが、長崎での初投稿は新大工町の「冨士」にしようと思う。

路面電車に揺られて十数分。
視界に入る景色が全て新鮮な街では、あちらを見たりこちらを見たりと忙しい。

飲食店などが軒を連ねる商店街をまっすぐ進んでいくと緑色のひさしが見えてくる。
ガラスに記された店名の文字の配列に違和感を感じた理由については、後ほど。

入口横には、並べ方にこだわりを感じるお約束のメニューサンプル。

自動ドアが開き、まず見えたのは若草色の椅子がずらりと並ぶカウンター。
少し過剰なほどの照明が惜しげもなくきらきらと眩しい。

奥へ進むと、一度座ったら起き上がれなくなりそうなすっぽりと包みこむ椅子。
珈琲色の壁と椅子が何ともいえず、美しい。壁面の半分は鏡張りになっている。

メニューに貼られた盛り付けの写真も昭和らしさを損なわず、つい何度も
ページをめくってしまう。一通り目は通したものの、この時は自分の中で
「タマゴサンド」ブームだったため、注文するものは決めていた。

切り口の美しい三角形のサンドイッチが並べられた皿にはサラダも一緒に。
珈琲に添えられた砂糖とミルクのポットが銀色なことも嬉しい。

そして何よりこちらで過ごしている間、感心してしまったのが、
細かいところまで気配りの出来る素晴らしい女性店員二人のことだった。

店内は賑わっていたが、そのうちのほとんどが常連客と思われる高齢の方たちで、
その二人の店員は、彼らの呼びかけや要望にやわらかい方言でゆっくりと応えていた。

居心地の良さというのは人それぞれかもしれないが、こちらへやって来る人たちは
あのお二人が醸し出す穏やかな雰囲気につい足が伸びるのだろうと思った。

そして、入口で感じた違和感の理由も会計時にお聞きした。

こちらは元々、当時長崎市内で何軒も店舗展開していた「珈琲 富士男」の
系列だったが、オーナーの代替わりに際して「男」を取り、「冨士」となったのだという。

そう言われてみると、何だか一文字分左へ寄りすぎのような配列も納得だ。

「これから富士男のほうへも行こうと思っています。」と告げると、「まあ。
是非、違いや共通点を楽しんでいらしてくださいね」と美しい笑顔を向けて下さった。

再び自動ドアを開け、外へ出てから振り返る。説明を聞いて納得はしたものの、
ガラスの上で光るどことなくバランスの悪い文字をかえって愛おしく感じた。

★住所:長崎県長崎市新大工町2-19
★TEL:095-823-1088

長崎・大工町・純喫茶 冨士1

長崎・大工町・純喫茶 冨士2

長崎・大工町・純喫茶 冨士3

長崎・大工町・純喫茶 冨士4

長崎・大工町・純喫茶 冨士5

長崎・大工町・純喫茶 冨士6

長崎・大工町・純喫茶 冨士7

長崎・大工町・純喫茶 冨士8

長崎・大工町・純喫茶 冨士9

長崎・大工町・純喫茶 冨士10

長崎・大工町・純喫茶 冨士11

長崎・大工町・純喫茶 冨士12

長崎・大工町・純喫茶 冨士13

長崎・大工町・純喫茶 冨士14

長崎・大工町・純喫茶 冨士15

長崎・大工町・純喫茶 冨士16

長崎・大工町・純喫茶 冨士17

長崎・大工町・純喫茶 冨士18

長崎・大工町・純喫茶 冨士19

長崎・大工町・純喫茶 冨士20

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