純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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山梨・甲府・自家焙煎珈琲 徽典館(きてんかん)

一瞬、どこにいるのか分からなくなってしまうような、
外の光を全く感じさせない照明を落とした地下の喫茶店も好きだが、
朝に珈琲を飲むなら、窓が大きく、日差しが差し込む店内というのも心地良い。

昨日、知人から山梨と桃の話を聞いていて、こちらの店のことをすぐに思い出した。

現在の暑さからは想像も出来ない冬の季節に訪れた時のことを。

前回、甲府を訪れたのは今年の1月のことで、東京へ戻った次の日に
大雪になったことを今でも鮮明に覚えている。

旅先の朝にまずどちらで珈琲を飲もうかと考えることは、とても楽しい。

冷たい空気の中、商店街を歩き、珈琲の良い香りが漂ってきたこちらの扉を開けた。

その後にワイナリーの見学時間を控えていた為、あまり時間がなかったのだが、
一日の始まりとしてどうしても一杯の珈琲を味わってから行きたかったのだ。

本当は朝食としてトーストでも味わいたかったところだが、時間のかからない
レアチーズケーキをお願いする。こちらも自家製でとても美味しかった。

そして何よりも珈琲が好みの味で、ほんの数分だが、その何倍もの幸せな気持ちになる。

私は入り口近くの席に腰を下ろし、眩しい程の光を眺めていたのだが、次々にやって来る
常連客らしき人たちはカウンターを埋めていく。マスターとの慣れた感じの会話が好ましい。

本当ならば日常でもこのように「朝の一杯」の時間を持てたなら良いのだが、
なかなか不肖ゆえにそうもいかず、慌しい朝を過ごしてしまうので、
このような時間は旅先での特権だ、ということで自分を納得させている。

★住所:山梨県甲府市丸の内1丁目8-10
★TEL:055-237-9480

山梨・甲府・徽典館1


山梨・甲府・徽典館2

山梨・甲府・徽典館3

山梨・甲府・徽典館4

山梨・甲府・徽典館5

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山梨・甲府・徽典館10

山梨・甲府・徽典館11

山梨・甲府・徽典館12

山梨・甲府・徽典館13

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山梨・甲府・貴石

まだ寒い季節に甲府を訪れた。目的は、蔦の絡まる喫茶室「六曜館」。

そちらで至福の時を過ごし、帰り際に入り口のガラスケースに並べられた
かつて甲府を彩った今は消えてしまった店や現在も営業している飲食店の
一つ一つのマッチに纏わる歴史について話を伺った。

その中で幾つか気になるマッチの現在の状況を尋ねてみたが、そのほとんどが
既に閉店していて、幸いまだ営業していると聞いたのがこちらの「貴石」だった。

好きな雰囲気の商店街を歩き、思わず鼻歌も弾むような午後にこちらを訪れた。

隣はスナックになっていて、「貴石」と書かれた看板は知らないのに懐かしく思える。

階段や頭上の照明も良い感じで、期待をして扉を開ける。

「こんにちは」と声を掛けてみるも何も応答はなく、ただ入り口にある特徴のある
公衆電話が視界に入った。宇宙的であるのに今ではすっかり珍しくなった桃色の電話だ。

どうしたものか、と店内の奥まで進むと死角になっていた場所でマスターらしき男性が
将棋を指していた。近くまで行き、声を掛けると少し驚き「いらっしゃい」と笑った。

店内はまるで夜を思わせる黒いビロードの椅子で、想像していた感じとは違ったが、
こちらが現在も営業していることに価値があるもので、その辺りは気にならなかった。

運ばれてきたアイスティのグラスはとても大きく、何故かハイビスカスのイラストだ。

綴っていてふと思い出したが、この日は以前お世話になった「OZマガジン」の
発売日で、近くの書店で一冊購入して、少し緊張しながら自分の載っているページを見た。
(その時の記事はこちら → 「OZマガジン 2月号」にインタビュー掲載のお知らせ )

純喫茶と旅は、いつも思い出と少しの感傷的な気持ちを連れてくる。
これからもきっとそのことと一緒に、こちらの喫茶店のことを思い出すのだろう。

山梨にある幾つかの気になる純喫茶の存在を知ってしまったので近々再訪したいと思う。

★住所:山梨県甲府市中央1-12-46
★TEL:055-232-3021

山梨・甲府・貴石1

山梨・甲府・貴石2

山梨・甲府・貴石3

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山梨・甲府・貴石10

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山梨・甲府・コーヒー専科 ブン

東京に雪が降る、と聞くと、何故か山梨へ出掛けた日のことを思い出す。

1月に思い立って電車に揺られた日は良く晴れた一日で、雪が積もったのは
東京へ戻ってきてからだというのに、どうしてか記憶の中では薄曇りなのだ。

甲府で一番最後に行ったのは、「コーヒー専科 ブン」だった。

朝日通りの辺りを目的もなく散策していて、THE BOOMの歌を
頭の中で口ずさんだりした。「星のラブレター」は名曲だと今でも思う。

『 朝日通りは 夕飯時 いつもの野良犬たちが
  僕の知らない 君の話 時々聞かせてくれた 』(THE BOOM 星のラブレター)

雪こそ降ってはいなかったが、空気が刺さるような温度の午後でポケットに入れたまま
歩いていた手がどんどん冷たくなってくる頃、「珈琲」という文字が目に入る。

遠めからでは灯りが点いていないように見え、期待しないで近くまで歩いたが、
反射してこちら側を映す窓ガラスの向こうには明るさを感じたので、扉を開ける。

開けると同時くらいに、すぐ近くに座っていたママから「うちは珈琲しかないよ」と
言われる。喫茶店には大体の場合、珈琲を飲みに行くことが多い私は、「大丈夫です」
と答えて、先にいた常連らしき方に会釈をして、空いている席に腰を下ろした。

先程の言葉の意味は、少しずつ話していくうちに分かることになる。

ママ曰く、
「最近は常連以外の人が入ってきて珈琲以外無いのか、と言われるのが
嫌でなるべく視線を合わさないようにしている」とか「以前は沢山のメニューを
提供していたが、注文の出ない日に無駄を出すのが嫌で珈琲一本にした」、
「マスターが亡くなってから営業を迷ったが、続けて良かったと思っている」
「ランチが無いなんておかしな喫茶店だ、と言われることがたまにある」等…。

どの話も私にはとても興味深かった。常連の女性も甲府の素晴らしさ、暮らしやすさ、
この喫茶店に来ることが楽しみだということをぽつりぽつりと話して下さった。

ママが「あなたが前を通った時、たまたま目が合ってしまって、珈琲しかないから
入らないじゃないのか、と思ったのよ。でも喫茶店を好きで嬉しい」というような事を
仰ったので、涙が出そうになった。

今は亡きマスターの話を聞いた後だったせいもあるのだろう。

テーブルの上には竹久夢二のイラストをめくるカレンダーが飾られていて、
それを私が熱心に見ていたせいか、「昨年のものでカレンダーとしては使えないけど
切り取ればポストカードになるからあげる」と大切なものまで頂いてしまった。

甲府市内?で発行されている地域の雑誌も、「好きなだけ持って帰って良い」と
表紙の写真の美しいものを何冊か頂いて帰った。次は春にでもまた来られるように。

ふらりと入った喫茶店だったが、何だか今も感慨深く思い出す。
特にこんな朝は、ママが寒くしていないか、とか、熱い珈琲を飲みに行きたい、とか
そんなことと一緒に。

★住所:山梨県甲府市宝1-10-10
★TEL:055-228-6226

山梨・甲府・コーヒー専科 ブン1

山梨・甲府・コーヒー専科 ブン2

山梨・甲府・コーヒー専科 ブン3

山梨・甲府・コーヒー専科 ブン4

山梨・甲府・コーヒー専科 ブン5

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山梨・甲府・コーヒー専科 ブン10

山梨・甲府・コーヒー専科 ブン11

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山梨・甲府・スパゲテイ&喫茶 夢民

先日、山梨の甲府へ出掛けた際、思っていたよりも沢山の純喫茶が
営業していて、その全てに入りきれなかったことが少し悔やまれる。

今回綴る「スパゲテイ&喫茶 夢民」も、偶然昼に見つけた際は、
入り口のシャッターが閉じられていて、定休日だろうかと残念に思いつつも
通り過ぎたのだが、夜になってからまた前を歩いてみると灯りが点いていた。

嬉しくなり、少し予定を変更して慌てて階段を上がる。
笑顔で迎えて下さったママに頭を下げ、窓の近くの席に腰を下ろす。

珍しく炭酸が飲みたい気分だったので、レモンスカッシュを注文した。
飲み物だけのつもりが、メニューの中にスパゲティとカレーが半分ずつ
盛られている素敵な写真を発見して、急遽そちらもお願いすることにした。

座った席から視界に入った、今月の定休日を示すハートの札が可愛らしい。

しばらくして、瓢箪型の器に盛られたミートソーススパゲティとカレーが運ばれてきた。
量も程好く、何より美味しそうだ。実際、こちらのミートソースはとても美味しかった。
ソースが濃厚で、少し甘く、もう少し食べたい、と後を引く好みの味だった。

レモンスカッシュを飲みながらのんびりしていると、学生らしき男性二人組が
入ってきた。その一人がママに話し掛けるのが耳に入ったのだが、こちらのお店は
つい最近、キン・シオタニさんの番組にて紹介されていたらしい。

キン・シオタニさんといえば、吉祥寺のとても好きな本屋「ブックス・ルーエ」の
ビニール袋のデザイン等も手掛けていらっしゃる素敵な方だ。

良い話を耳にしたと心の中でつぶやき、帰り際に目の合ったその方たちとママに
笑顔で会釈をし、また素敵な純喫茶との出会いに感謝して、店を後にした。

★住所:山梨県甲府市丸の内1-17-16
★TEL:055-232-6930

山梨・甲府・夢民1

山梨・甲府・夢民2

山梨・甲府・夢民3

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山梨・甲府・夢民14

山梨・甲府・夢民15

山梨・甲府・夢民16

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山梨・甲府・六曜館

2013年は、純喫茶に関して相当幸先の良い始まりだった。

先日の3連休に、せっかくなのでどこかへ出掛けようと思い立ち、
当初は静岡方面を考えていたのだが、何となく思い浮かんだのが山梨で
そちらまで足を伸ばすことにした。

出掛ける前に少し調べてみると、何やら蔦に覆われた凄い旅館があることを知る。
その1階に素晴らしい純喫茶が併設しているということも。

他に目的地は定めておらず、いつものようにただ散策するための
小旅行のつもりだったが、こちらに行ける事が本当に楽しみになった。

幸いにも良く晴れた土曜日の午後、甲府駅に到着する。空気が少し冷たい。
早速、駅の周辺から散策を始めるとすぐに「その建物」は目に入った。

想像以上に蔦で覆われていてその貫禄ある佇まいに見惚れてしまう。
喫茶店も無事営業しているのを見て、どことなく慌てた気持ちで扉を開ける。

いらっしゃい、と笑顔で迎えてくれた上品なマダム同様、店内の空気も美しかった。
壁や家具は濃い目の茶色で揃えられていて、並んだ骨董品はどれもセンスが良い。

ステンドグラスが幾つかの壁を飾り、美しい照明器具は大切そうに棚に展示されていた。

席に座り、メニューに目を通し、珈琲とケーキのセットをお願いした。
カウンターの中で準備をするママと話をする。店内の美しい骨董品は主人が営まれている
ギャラリーのものであること、ステンドグラスの後ろは珈琲などの保存棚になっている等…。

運ばれてきた珈琲は酸味が少なく、とても好みの味だった。アップルパイも美味しい。

途中にやって来た常連らしき男性は、端の席で新聞を広げている。
扉から差し込む光に時折眩しそうに目を細めながら。

「六曜館」という屋号は九州にいらっしゃる方の屋号を頂いたものらしい。
入り口付近のガラスケースに並べられたマッチ箱についても丁寧に説明して下さった。

そこには、かつて甲府市内に存在した純喫茶の素晴らしいマッチ箱が多々あったが、
現在も営業している店は僅かだという。その店を目指すことを告げ、店を後にした。

出てから振り返ってみると、光の反射で店内の様子は見えず夢のような時間だったと思う。

★住所:山梨県甲府市丸の内2-15-15 萬集閣1F
★TEL:055-222-6404

山梨・甲府・六曜館1

山梨・甲府・六曜館2

山梨・甲府・六曜館3

山梨・甲府・六曜館4

山梨・甲府・六曜館5

山梨・甲府・六曜館6

山梨・甲府・六曜館7

山梨・甲府・六曜館8

山梨・甲府・六曜館9

山梨・甲府・六曜館10

山梨・甲府・六曜館11

山梨・甲府・六曜館12

山梨・甲府・六曜館13

山梨・甲府・六曜館14

山梨・甲府・六曜館15

山梨・甲府・六曜館16

山梨・甲府・六曜館17

山梨・甲府・六曜館18

山梨・甲府・六曜館19

山梨・甲府・六曜館20

山梨・甲府・六曜館21

山梨・甲府・六曜館22

山梨・甲府・六曜館23

山梨・甲府・六曜館24

山梨・甲府・六曜館25

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