純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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広島・三原・コーヒーショップ まきしむ

一杯30000円のパフェ。

…とは大げさだが、ただそれだけを目指して旅に出るのだから、
周囲からは、なんて酔狂なことを、と思われるのも当たり前のことだろう。


先日、広島へ行ってきた。少し足を伸ばして三原駅まで。

8月末でその長い歴史に幕を閉じる、盛付けが豪華で素晴らしいという
750円のパフェを食べるためだけに。

恐らく、私は一生治ることがない素敵な病気にかかっているのかもしれない。

症状としては「気になる純喫茶に対して、いてもたってもいられなくなる」というもの。

対処方法は簡単。

どうにか時間を作って、予定を組み、気になった純喫茶へ足を運ぶだけ。
扉を開けて、落ち着けそうな椅子に腰を下ろしたら一時的とはいえど治る。

三原出身の友人が、以前帰省した時に「好きそうな店があったよ」と
一軒の喫茶店の外観写真を送ってくれた。

その時は、本当だ、と感激はしたものの、いつか機会があればくらいに思っていた。

しかし、いちごパフェの盛付けが美しい喫茶店がある、という画像をどこかで見て、
その店と「閉店」という2文字が結びついた時、私はすぐに新幹線の空席を探していた。

結果的に、行って良かった、と心から思う。

目当てだったフルーツパフェが朝の早い時間帯で売り切れていたことを含めても
ありあまる程、店内の様子や空気感が素晴らしかったのだ。

こんなに素敵なのに、どうして無くなってしまうのだろう。
この建物や歴史を取り壊してまでも、ここに新しく作る必要のあるものとは
一体どんなものだろう。

いつもと同じことを、また繰り返し考える。

パフェを作るマスターは明るく元気だった。それを運ぶマダムも。

「東京から来ました。こちらのパフェをどうしても味わいたくて」と告げると、
それはすごい!、閉店してしまったらもう二度と食べられないからね、とお二人は笑う。

そんな言葉に当たり前には納得できなくて、少し寂しい気持ちのまま、私も笑った。

しかし、色々な事情もあるのだろう。
想像のままで終わらず、出会えて良かった、そう思うことにした。

決して楽観的、とは言えない私だが、閉店してしまう純喫茶の儚さに対して
寂しい想いをすることがどうしても嫌で、他の部分は我慢してでも、
この部分は譲らないようにして暮らしている。

今ならまだ自分の目で見ることの出来る現実の景色。

9月1日になれば、もう体感することの出来ない幻に変わってしまう。

気になる方は夏の旅として是非。

★住所:広島県三原市城町1-19-22
★TEL:0848-64-7708

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広島・広島駅・珈琲茶館 紫陽花(あじさい)

楽しみにしていた桜の季節も過ぎ、歩道の横では紫陽花の葉が瑞々しく
緑色を光らせて、次の季節を待っている。

そんな光景を毎日眺めていて、こちらの喫茶店で過ごした時間を思い出した。

昨年、惜しまれながらもその歴史に幕を閉じてしまった「純喫茶 パール」の
空間を再度味わおうと、前日に思い立ち、新幹線の切符を購入して出掛けた際に
駅周辺や宮島内の純喫茶も幾つか巡った。

広島駅から程近くにある「珈琲茶館 紫陽花」は、店の前を通るとカレーの
美味しそうな匂いがした。看板にも「自家製のカレー」と大きく謳われている。

あいにく昼食は済ませた後だったので、珈琲だけでも、と扉を開ける。

大きな一枚の木で作られた立派なテーブルは「米松作り」というらしく、
この店の自慢のようだ。船をイメージして作られた空間は居心地が良い。

珈琲だけでは勿体無い気がして、ケーキセットをお願いする。
最初は忙しそうにしていたママも一段落つき、私が東京から来たことを知ると
色々な話をしてくれた。旅先で聞く地元の人の話は、それぞれ違っていつも面白い。

しばらくすると、常連らしき会社員の男性が入ってきた。
おもむろにカレーを注文し、新聞を読み始めた。空腹であれば頼みたかったカレーを
一目見ようと、運ばれてくる瞬間を横目で気にしながら待つ。

一瞬で食欲が沸いてしまうような良い香りをさせながら、運ばれてきたカレーは
野菜がごろごろと入っていてとても美味しそうだった。少し悔やみながら香りだけ頂く。

喫茶店でする食事がとても好きで、せっかくの旅先でも名物半分、喫茶メニューが半分に
なってしまうのが常だが、自由に過ごせる旅ならばその時に一番食べたいものを食べることが
幸せなのだろう、とも思う。

純喫茶でのカレーやナポリタンも、そこでしか食べられないのだから、ある意味
旅先での名物だ、などと思いながら、これを綴っていたらカレーが食べたくなったので、
支度をして、何処かの純喫茶へ出掛けようと思う。今日は旅先ではなく、日常の喫茶店へ。

★住所:広島県広島市東区光町1-11-24
★TEL:082-263-1416

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広島・本川町・COFFEE パルコ

2012年も残すところ1日と僅かになってしまった。

今年最後の純喫茶紹介は、直近に訪れた広島での店にしようと思う。
店名は「パルコ」。当ブログを出版へ導いてくれた出版社の名前と同名である。

来年も何かしらの縁で繋がれるよう、思いを込めて。

さて。2012年も多くの純喫茶が、その長い歴史に幕を閉じてしまった。
当書籍に掲載している店だけでも3軒。「ウインザー」に「ペルル」「みゆき」。

他にも多数悲しい知らせを聞いた。
しかし、知らない街へ行けば新しい喫茶との出会いもあるものでそれは有難い。

今回初めて訪問した「パルコ」は、路面電車の通りにある。
帰りの新幹線に乗る為、駅に向かいながらも、時間を気にしつつ近くの電停を散策した。

その日は営業していなかったが、素敵な純喫茶の看板を眺めたり、雑貨を覗いていると
「coffee」の文字が視界に入る。時計を見ると、新幹線の発車時間までは1時間を切っている。

しかし、見つけた純喫茶に入らずに帰るなど、後悔する事は目に見えていたので扉を開ける。
余程の出来事が起こらない限り、珈琲を飲むだけなら10分もかからない。

幸いにも程好く空いている時間だったため、メニューを見ながらも店内の様子を観察する。
食事のメニューが豊富で美味しそうだとか、天井からぶら下がる照明が好みだとか。

そうしている間にレモンスカッシュが運ばれてくる。急いでいたので喉が渇いていたのと、
熱い珈琲をすぐに飲み干すには自分が猫舌過ぎることを思い出したからだった。

一日中純喫茶を求めて歩き回った身体に、檸檬の酸味と冷たさが沁みる。
旅の終わりはいつも寂しいが、こうして何度でも好きな場所へやって来れる事を幸せに思う。

2013年はどこへ行こうか。まだ見ぬ純喫茶と愛すべき日常の純喫茶をサンドイッチにして。

今年は純喫茶にまつわる様々な幸せな出来事があった。その感謝の気持ちは明日綴る。

★住所:広島県広島市中区本川町1-1-22
★TEL:082-291-1210

広島・本川町・パルコ1

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広島・本川町・パルコ6

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広島・宮島・喫茶 しま

広島へ行くと必ず宮島へも寄ってしまう。

路面電車に揺られて街を眺めながら、フェリーで海の風を感じながら
あっという間に非日常の空間に移動できるのがとても好きだ。

言うまでもなく、宮島は素晴らしい。
世界文化遺産の厳島神社の美しさは勿論だが、賑わう観光地であるにも関わらず、
人々が普通に穏やかに暮らしている場所であるということに憧れてしまう。

そして、沢山居る鹿たちはとても可愛らしい。

今回の旅でも勿論宮島へ行った。宮島のフェリー乗り場近くに実家がある友人に
メールにて色々な情報をもらいながら見る街は、以前よりも楽しく歩くことが出来た。

この日はとてもよい天気で、海からの風は冷たいものの、水面のキラキラした様子が
美しく、かじかんだ手でカメラを落とさないようにしながら写真を撮った。

フェリーはどんどんと島に近付き、沢山の人たちが宮島に吸い込まれていく。

私は一通り、鹿の可愛らしい様子を写真に収めた後、早速参道の土産通りに入り、
焼き牡蠣を一つつまみ、友人達への土産を見るなど、余所見をしながら歩いた。

驚いたことに、今までの訪問では気にしたことがなかったが、宮島には幾つもの
純喫茶があることに気が付いた。参道に近い幾つかの喫茶店は大変賑わっていたので
後程時間があれば、と中の様子だけ確認して通り過ぎてしまった。

今回、最終的に入る事が出来たのは、清盛通りにあった「喫茶 しま」のみだったが。

目を惹いたのは、宮島の名物でもあるしゃもじに書かれた「珈琲」の文字。
クリスマスに近い季節だからかそれらしい飾り付けと一緒に。

迷わず中へ入ると、時間帯が良かったのか誰も居らず、ママが迎えてくれた。

参道の賑やかさが嘘のように、ここでは静かな時間が流れていた。
店内ではラジオが点いていて、山下達郎さんの優しい声に耳を澄ます。

カウンターには手作りらしいパンが沢山並べられており、せっかくなのでと
「エリザベス」(だったと思う)というケーキもあたたかい珈琲と一緒に注文した。

なかなか来られない観光地に来ているというのに、いつものように喫茶店で珈琲を
一杯、というのはなかなか止められない。むしろ珈琲のない旅は自分の中では難しい。

しばらくすると、外国の方が二人店に入ってきた。きっと宮島が楽しいのだろう、
彼らはずっとにこにことして、ママと片言の日本語で話をしている光景に和んだ。

まだまだここで過ごして居たかったが、さすがに日が暮れては勿体無い、と腰を上げる。
ケーキがとても美味しかったことをママに伝えると、柔らかな笑顔でマッチを一つ下さった。
宮島での自分への土産が出来た、と喜びながら店を出る。

★住所:広島県廿日市市宮島町北之町浜588
★TEL:0829-44-0453

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【閉店】広島・猿猴橋町・純喫茶 パール

綴ってしまったら、終わりを実感してしまう気がして、
いつまで経ってもなかなか文字を打てずにいた。

たった一軒の純喫茶を目指して、唐突に新幹線に乗る程の情熱は
今も昔も変わっておらず、こんなにもずっと良く夢中なものだ、と
少し自分にあきれると共に虜にされる純喫茶の素晴らしさを実感する。

皆が見ている風景は、同じようで違うかもしれないので様々な部分を、
と思っていたら、写真数がひたすらに多くなってしまった。
携帯からご覧の方は見苦しいところもあるかもしれないがご了承頂きたい。

さて。この十年間で広島を訪れたのは、今回を併せて3回目だった。
そのうちパールへ行く事が出来た回数は5回。初回訪問の時を除いてはどちらも
二日にわたって訪れている。そのくらい好きな純喫茶だったのだ。

広島駅前の再開発を耳にするようになって早数年。何時あの素晴らしい駅前の
空間が無くなってしまうのか気が気でなかったが、その一方まだ大丈夫なのでは
ないのか、そんな風に少し安心していた時に悲しいニュースを目にする。

「純喫茶パールが11月25日で閉店するそうです」

何の記事だったか忘れてしまったが、広島駅周辺の懐かしい建物などにスポットを
あてた新聞か何かの文章の中にその文字はあった。2度程見返して、どうしようかと
考えつつも、行くことは難しい、とほぼ諦めていた。

閉店まで一週間を切る頃、純喫茶ペルルで知り合った方からメールを頂いた。
彼女も居てもたってもいられず、一人広島へ向かうと言う。それを聞いて少し心が
揺れたが、私が本当に広島行きを決めたのは閉店2日前の金曜日の夜だった。

前置きが長くなってしまったが、新幹線に飛び乗り、パールの中へ入ってしまえば
揺らいでいたことが嘘のように、来て良かった、と心から実感した。

ここは何もかもが本当に素晴らしい。

さすがに閉店前だということもあり、以前のように空いていることもなく、
常に人で賑わっていた。空席が出来た瞬間を見計らい、写真を撮らせて頂く。

座席や見事な螺旋階段の写真を夢中になって撮っていると、カウンターの中にいたママに
「あちらの彫刻も撮ってあげて。喜ぶから」と言われた。薦められたままに奥へ進んで
見上げるとそこには見事な木彫りが掲げられていた。その更に上にあるシャンデリアも美しい。

どこを見ても美しく、この場所があと数十時間後にはもう無くなってしまうということが
良く実感出来ないでいた。また数年後にもここへ来て珈琲を飲みたかった。

ひっきりなしにパールとの別れを惜しむ人達が入ってくる。長居をしても申し訳無いと
思ったので、キリの良いところで引き上げることにした。次の日の朝もやって来ればいい。

そんな風に二日間の純喫茶パールを中心とした旅は、結果他の素敵な純喫茶に出会えたり、
宮島で鹿を眺めたりと広島を充分に満喫して終わった。

今でも夢に出てくる程、この純喫茶が恋しいが、パールは最後まで皆に愛されて
幸せな喫茶生活だったのだろう、とママの言葉が浮かぶ度に思う。

行きたくとも行くことの出来なかった方達、パールが懐かしい思い出にある方達、
今も昔もパールが日常だった方達、がこれらの写真を見て嬉しい気持ちに
なってくれる事を願うと共に、私も見返しては忘れずにいようと思った。

長い間、本当にお疲れさまでした。純喫茶パールに関わる方達へ感謝します。

(2012年11月25日 17:00 閉店)

★住所:広島県広島市南区松原町5-4

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