純喫茶コレクション

好きなものは、昭和の香りがするもの。  純喫茶に恋をして、もうかれこれ数年。  部屋にあふれる昔のレトロな雑貨たち。  そんな風に大好きなものたちを紹介していけたら。

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東京・飯田橋・Coffee&Snack カウベル

「すみません、まだ大丈夫ですか?」

看板に「Snack」という文字を見掛けたため、喫茶の時間とお酒の時間の
明確な区切りがあるのかもしれない、と思い念のために聞いてみた。

中にいたママは、時計のある方へ目をやった後
「もう少し経つと賑やかになってしまうかもしれないけど大丈夫よ。」と
少し微笑んで迎えてくれた。

飯田橋にこんな素敵な店があったとは、と心の中でつぶやきながら
適当な席に腰を下ろす。6割くらいの混雑具合で、座った席の隣では
漫画家らしき人が何やら打ち合わせをしていた。

会話が聞こえるほどではないが、
2人のうちの1人の大きな笑い声が店内に響き渡る。

少し歩いて汗ばんでしまう程の季節になると、
冷たいものを堂々と注文出来るから良い。

というのは、私は猫舌ゆえに熱い飲み物があまり得意ではない。
他の人には適切であろう温度で運ばれてきても、一口飲んでは
「あつい!」とすぐ皿にカップを戻してしばらく待つのが常なのだ。

この日はクリームソーダとチーズトーストを注文した。

新刊の取材で色々な純喫茶を巡っていた時期だったことも重なり、
テーマの1つでもあった「同じメニューでもまったく同じものはない」という
面白さの研究対象はクリームソーダにも向いていて、
さて今日は何色のソーダ水が出てくるだろう、と期待するようになっていた。

ここでは王道の緑色。ただアイスクリームの盛り方に個性がある。
ささっと写真を撮るも、その鮮やかな緑色に見惚れてなかなか飲むことが出来ず、
アイスクリームがとろりと落ち始めてから慌ててストローで吸い込む。

チーズトーストは竹で編まれた皿に乗せられてきたところが素敵で、
シンプルな味付けもとても美味しかった。

「Snack」と看板にあった通り、珈琲を飲んでいた人たちが段々といなくなり、
ママがカラオケの用意をしていると、サラリーマンたちが賑やかに入店してきた。

一転して夜の空気に変わる。目には見えないものの確実な気配。
そそくさと、緑色と白色が混ざり合った液体を飲み干し、会計をしてもらう。

「こんな素敵な店があるなんて、今まで知りませんでした。」
入ってきた時には独り言だった言葉を、今度はママに伝えた。

数十分前よりも大きく笑ったママが「また来てね」と小銭を渡してくれた。

しばらくは夜の空気を漂わせる空間を二度程振り返り、駅へ向かう。
また明日まで、喫茶の時間はおやすみなさい。

★住所:東京都千代田区飯田橋4-5-2
★TEL:03-3265-2546

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東京・神楽坂・茶房トンボロ

神楽坂はとても好きな街だ。

とはいえ、今までは涼しい季節ばかりを好んで散策していたのだった、と
気が付いたのは、石畳が発する熱い空気に少しばかり滅入ってしまい、
ひと休み出来る喫茶室を途切れそうな気力をもって探していた時だった。

久しぶりに入ろうか、と考えていた「珈琲貴族」はあいにくシャッターが
下りていて(きちんと調べていないのだが、偶々の定休日だったことを願う)、
さてどちらへ行こうと途方に暮れ始めた後に、こちらを思い出した。

まるで長屋のような趣のある建物で、隣のカレーが美味しいカフェは、
トンボロのマスターのご子息が営まれている。プリンやチャイも美味しい素敵な店だ。

今回は、昼食にカレーを頂いた後、そのまま移動し、隣のトンボロにて一息ついた。

照明が程好く、昔の学校を思わせるような木の家具やステンドグラスで出来た窓が美しい。

まだ体の熱はひかないというのに、苦味という文字が目に留まり、熱い珈琲を注文してしまう。
満腹のはずがプリンも気になり、一緒にお願いした。

幾つかのメニューは、スキッパ(カレーのカフェ)とトンボロで行き来出来るようで
注文したプリンは先程カレーを食べた後に気になっていたものだったので嬉しい。

やわらかなプリンも良いが、やはり卵の味がしっかりとした固めのプリンに惹かれてしまう。

その後に喉を通る熱い珈琲もしっかりとした香りと苦味でとても好みだった。
時間をかけてマスターが淹れてくれた珈琲は幸せな味がして、冷めても美味しかった。

店内にはひっきりなしに人が訪れ、絶えず珈琲の良い香りと誰かの話し声が漂っていた。

暑さを覚悟して外へ出ると、入り口に飾られた風鈴がチリンと鳴り、ほんの一瞬、夏を忘れた。

★住所:東京都新宿区神楽坂6-16
★TEL:03-3267-4538

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東京・赤坂見附・西洋菓子 しろたえ

思い出すだけで、音楽が鳴り出し始めるような夜のこと。

大橋トリオのコンサートを見るため、赤坂ブリッツへ行く時に最寄りの赤坂駅ではなく、
わざわざ少し遠い赤坂見附の駅から出かけたのは、ここへ寄りたかったからだ。

煌びやかな灯りに照らされた扉の前では、いつも軽く深呼吸をしてから中へ入る。

小さいながらも存在感のあるケーキの並ぶショーケースの前で、
たくさんの人が目を輝かせながら、どのケーキを連れて帰るのか嬉しそうに迷っていた。

私も同じように一通りケースの中に視線を走らせ、お目当てのケーキがあることを確認する。

喫茶室で食べたいと伝えると先にケーキを注文した後で、
テキパキと働くウエイトレスの女性に禁煙席のある半地下のような空間に通してもらった。

今までは二階席にしか入ったことがなかったが、このような分煙空間制になったのだろう。

とても雰囲気の良い空間をぐるりと眺め、アイスカフェオレをお願いした。400円と安い。
差し出されたメニューに書いてあるケーキのイラストはとても可愛らしい。

運ばれてきた二つのケーキは、小さなお皿にきちんと収まるほど小ぶりだが、
とても正しくて、濃厚で、本当に美味しい。素敵なものを食べた幸福感で満たされる。

この日聞いて酔いしれた大橋トリオの音楽と良く似ている、帰り道にそんなことを思った。

★住所:東京都港区赤坂4-1-4
★TEL:03-3586-9039

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赤坂見附・しろたえ13

赤坂見附・しろたえ14

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東京・四谷・フルーツパーラー フクナガ

「10年間というのは本当にあっという間だ」と実感したのは、
ここへ来て、のんびりと季節のパフェを食べた時だった。

ずっと前に「果物が美味しい店がある」と連れられてきて感動して、
気がつけば随分時間が流れ、色々と変わったが、喫茶店が好きなままでいる。

それから何度も訪れたが、最近では久しぶりのことで、
この日のメインのパフェは、洋梨とメロンだった。

フルーツ盛り合わせのものと悩んで結局はメロンにした。値段は950円。
少し高いような気もするが、食べるといつもお得な値段だと思ってしまう。

あまり得意ではないシャーベットが、ここでは本当に美味しいのだ。
もちろん、たくさん入っている生のフルーツも。

この日は、一緒に行った友人とフルーツサンドとタマゴサンドを食べた。
食べやすいように皿を分けてくれる店員さんの気遣いが嬉しかった。

四谷の街を窓から見下ろしながら、珈琲をすする。
10年後もこうして、喫茶店が好きなままで、同じようなことを思うのだろう、きっと。

★住所:東京都新宿区四谷3-4 Fビル2F
★TEL:03-3357-6526

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東京・高田馬場・甘味処 高野家

17時過ぎには暗くなり始めた冬の空気の中を、
ずいぶんと長い間、歩き回っていて、少し疲れてしまった。

無意識に、喫茶店を探す。しかし、あてが外れて、そのまま
駅まで向かってしまおうと思ったとき、甘味、という文字が目に入る。

入口の半分ほどもある、大きなガラスケースの中には、
メニューの全部がおさまってしまうほどのたくさんのサンプルたち。

どれを食べようか、店の前で少し迷いつつ、扉を開けた。

威勢のいいマダムが迎え入れてくれ、そこで目に飛び込んできた
桃色とクリーム色の、かわいらしい椅子の配色に、うっとりする。

まるで、和菓子のお餅のようだ、そう思いながら、腰を下ろす。

店内は、蛍光灯で照らされているのに、とてもやわらかい光で、
クリーム白玉ぜんざいと、クリームミルクを注文して、ほっとする。

小豆は、つやつやとして綺麗で、甘すぎず、白玉はもちもちと
していて、ミルククリームも、甘さがやわらかくて、とても美味しい。

これで、450円というのだから、頭が下がる思いである。

高田馬場は、なかなか訪れない場所ではあるが、ここへは
また必ず来よう、と思った。その後には、喫茶店を探す散歩を。

★住所:東京都新宿区高田馬場2-2-3
★TEL:03-3200-7561

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高野家4

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高野家7

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高野家9

高野家10

高野家11

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